先日お引き渡しをさせて頂いた[近江八幡の家2]。
新しい暮らしがはじまったばかりのこの場所でプロのカメラマンによる写真撮影を行いました。

撮影と言っても、建築空間を撮るだけではありません。
そのご家族の暮らしを切り取ってお伝えできるといいなと思っています。

今回は、その時その時を自分達らしく暮らすことを考えたお家。

キッチンの長い作業台では、奥様が趣味のドライフラワーをアレンジしてガラスの照明の横に吊るして飾り、その横でご主人がパンをこねている。パンを焼いている間は豆をひいてコーヒーを丁寧に淹れ、
何でもない会話をする。同じ空間でお互いに寄り添う2人の時間。
お子さんが小さいうちは畳スペースで遊んでいるのを見守りながら慌ただしく家事をする日常の風景。
家族や友人が遊びに来たら、キッチン、畳、外のデッキ。それぞれの居場所で同じ時間を過ごす。
子供が巣立ったら外のデッキに座ってゆっくり外を眺める。庭のユーカリや柚子の木も、
ずいぶん成長しているでしょう。

キッチンに立つお2人がとても自然で、終始笑い声につつまれ楽しく撮影できました。
ご家族のN様、ご協力下さり本当にありがとうございました。



思い出すと今から9か月前。
最初のご提案の時にパースを描かせて頂きました。

パースとは空間をわかりやすく伝える立体図ですが、伝えたいのは暮らし。
いつも描く前に、一度そのご家族になったつもりでその場所で暮らすことを想像してみます。
好きなドライフラワーに囲まれたキッチンなら朝から楽しいかな。
これからは晴れた日は外のデッキでコーヒーをのみたい。
そんなことを考えながら描きました。
パースを見て頂いたときに、他の誰でもない、自分達家族の暮らしを想像して
わくわくして頂けるようにと思いながら。

ご家族のこと、お聞かせください。
暮らしを楽しむヒントはどのご家族にもあります。
それを見つけて建築空間とつなげる。

建築物で完結するのではなく、自分達の手を加えて家と共に暮らしを楽しむ余白のある家。

そんな家づくりをしたいと思いながら、今日もあるご家族の日常を想像しています。

[近江八幡の家2]事例写真のページは作業中です。お楽しみに。

yukamizushima

水島 佑香 コーディネーター

岡山県岡山市出身→神戸で大学生活→文系から方向転換、京都に移住し建築・インテリアの学校に2年間通う→スムースに就職。