家づくりの現場 | 株式会社スムース

Sumus BLOGブログ・読みもの

家の中のあかり

こんにちは。スムースの吉森です。 ずいぶん前になりましたが、以前ブログで普段私がスムースで行っている図面作成の仕事についてお伝えさせて頂きましたが、引き続き図面にまつわる事をお伝えできればと思います。 (前回のブログ「家の図面作っています。」はこちら)   さて、みなさんのご自宅ではどんな灯りを普段使われていますか? 灯り、つまり照明器具ですが、たくさんの種類があります。そして日々新しい機能付きのものも増えつつあります。 出典:https://iot.sonynetwork.co.jp/   出典:https://www.amazon.co.jp/     室内用照明器具は主に天井や壁など取り付ける位置によって分類されることがあります。 天井なら、直付けされるシーリングライト、埋込式のダウンライト、天井から吊り下げて取り付けるペンダントライト(1灯用)、シャンデリア(多灯用)、スポットライト。 壁なら、直付けするブラケット器具、壁や階段の蹴込みなどに埋め込み、床面や階段の踏み面を照らす足元灯など。 さらに、コンセントに電源を差し込むだけで設置でき…

家づくりの現場  | 2021.12.03

家のカタチができるまで

こんにちは、設計の奥です。 米原で建築中だった家が完成し、11月の間、完成見学会をさせていただいています。 家の完成までは、出会ってから少なくても1年はかかりますが、現在見学会をさせていただいている米原の家のご家族と出会ったのはもう3年も前になります。 土地の検討を重ね、打合せを始めたのは2年前。そこからたくさん一緒に悩んで、考えて家づくりをしてきました。 今回は私たちがどんな風に打合せをして、家づくりをしてきたかをご紹介します。 家づくりを考えておられるご家族に、これから待っているワクワクを少しでも感じてもらえたらと思います。   1. 家づくりのスタート【土地探し】 こんな間取りにしてみたいな、こんな素材を使ってみたいな、こんな庭を造りたいな、家づくりを考えだしたら、雑誌を見たり、事例集をみたりとやりたいことがたくさん出てきます。 でも、土地が決まらないことには前に進めません。家の間取りは土地とセットで考えます。その土地から見えるもの、見たいもの、隠したいもの、お日さまの位置、隣の家の窓、その土地の持つ性格とご家族の要望が合わさって、はじめて家族にとってのたった一つの家づ…

家づくりの現場  | 2021.11.08

コンセプトハウス「住み継ぐ暮らし」がグッドデザイン賞受賞!

この度、弊社のコンセプトハウス「住み継ぐ暮らし」が、2021年度グッドデザイン賞を受賞いたしました! 地産の材料や経年変化により味わいを増していく自然素材を採用し、職人さんの丁寧な手仕事によるしつらえに囲まれた暮らしや、四季を感じるウチとソトの繋がり。そして、そこに暮らす家族がお手入れをしながら愛着を持ち、永く住み続けられるということ。 そんなサスティナブルな住まいの在り方に評価をいただきました。   下記、審査委員からいただいた評価コメントです。 「メンテンナンスフリーの住宅は便利であっても人を自然から遠ざけてしまう。この住宅は、自然素材の経年変化を積極的に受け入れることで、意匠性だけではなく、手入れという作業を通して、住まいへの愛着や、自然との共生意識を強化する仕組みを提案している。住まうということは、それ自体が大切な生業であることに気づかされる。その先には、よく手入れされ住み継がれてきた古民家のような、サスティナブルな住の在り方が浮かび上がってくるようだ。」   その他受賞内容はグッドデザイン賞サイトにて公開していただいています。 https://www.g-…

家づくりの現場  | 2021.10.21

手入れのススメ

  スムースでは無垢のフローリングをご提案させて頂くケースが多いです。 無垢のフローリングと聞かれると、皆さんはどんな印象を持たれるでしょうか?   温かみがあって、肌触りもさらりとした裸足で歩くことが気持ちの良いイメージを持たれるでしょうか? または手入れが大変そうで、傷ついたり、汚れやすかったりという悪いイメージを持たれるでしょうか?   現代人にとっては手入れとはまったく無駄なもの、悪者の様に扱われる向きがあります。世間の空気が手間がかからないものを優先しすぎる傾向が強くあります。 メンテナンスフリーという言葉がまるで絶対的な価値のように言われて久しいですが果たしてそうでしょうか?   手間をかけた先にある豊かな暮らしであったり、 手入れという作業自体が人間らしく生きていく上で 大切な生業であるというような価値観を 私たちは大事にしたいと考えます。   完璧に手入れをする必要なんて無いです。 自分流のやり方で、 自分のペースでのんびりと。   やがて子どもたちが親の背中を見て、 身の回りのものに慈しみをもって 触れて欲し…

家づくりの現場  | 2021.10.15

マンションリノベについて④

こんにちは。設計の尾関です。 毎日、厳しい暑さが続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか? コロナによる新しい生活様式ですっかりマスクをつけての夏も定番になりましたが、熱中症対策にも気をつけていきたいですね。 さて、今回はマンションリノベの最終回です。(前回のブログはこちらから)     新しい生活を思い描く中、限られたコストの中で何かアクセントとなる素材を使いたい! そんな要望を初期段階からお客様はお持ちでした。 そこで当初は針葉樹合板を使おうということでプランしていました。 白い空間の中に粗い針葉樹合板の壁や家具が浮いているようなイメージです。 ↑↑↑ おうちの中を見渡す作業カウンターにも用いました。 みんなでご飯をつくったり、食事したり、様々な用途で使えるスペースです。   ―――――――――   そして打合せは進み、着工直前となったある日に衝撃の事実が‥‥。 ご家族から生理的に針葉樹合板のざらざらとした面を見ると鳥肌が立つ‥‥。 実はアイスの棒でさえも口に出来ない‥‥。 というカミングアウトを受けました。((+_+))  …

家づくりの現場  | 2021.08.07

窓の先に見えるもの

窓の先に何が見えるか? これ、暮らしの中でとても大切な要素の一つです。 窓の役割は、光を取り入れることや風を通すことだと考える人が多いと思います。間取りのご要望を聞いた時に、「明るくしたい」や「風通しをよくしたい」というお声は1番に出ます。   ・採光 ・風通し ・何が見えるか 全部大切。   私たちがプランする時に光や風のことはもちろんですが、それと同時に窓の外に何が見えるか、何が見える窓にするかをたくさん考えます。 窓が切り取るものや窓をつくることで生まれる外との関係によって、家の中が格段に心地よいものになるからです。 (窓1) こちらは深い軒と開口部で切り取るお庭の風景。 密集した市街地では、むやみにたくさん窓をつけても見たくないものが見えてしまうだけ。開口部をできるだけ絞って見たいものだけ切り取ると心地よい空間が生まれます。   裏にお隣さんの素敵なお庭があったら、それはラッキー。ありがたく素敵な景色をお借りして、遠くまで視線が抜ける環境を活かします。 (窓2) この家ではLDKに対して、窓は必要な箇所に必要な数、2か所だけ。 隣家側にも一切開かず…

家づくりの現場  | 2021.07.30

職人さんの仕事道具①

スムースで現場管理をしている山本です。 このブログでは、職人さんが使う道具に注目して紹介していきたいと思います。 今回は大工さんの道具から。 家を造る要の職種といえば大工さんですが、大工さんが集まって構造材を組み上げる作業を業界では建て方作業と言います。 上棟(棟上げ・建前とも呼ばれます)の日に行う作業のことになります。 その建て方作業時に使う道具で梁を柱のほぞに入れる時に使うのが、大きな金づち「かけや」です。(上の写真) 大工さんが高い所で「かけや」を力一杯トントンと叩く姿はかっこよく憧れます。 建て方で重要な作業の一つが柱の垂直方向の傾きを調整してまっすぐにする事で、 その際に使う道具に「下げ振り」と「屋起こし」があります。 上の写真は「下げ振り」です。この道具で柱の傾きを確認します。 柱の傾きがあれば、「屋起こし」で傾きを直します。(下の写真) 「屋起こし」は、つっぱる力を加え傾きを修正する道具です。 ↑「下げ振り」で垂直を確認しながら「屋起こし」の加減を指示をしています。 そして、柱が真っ直ぐになったら仮筋交い(柱と柱の間をななめに固定)で留め付けて行きます。   以…

家づくりの現場  | 2021.07.01

ウッドショック最新情報

こんにちは、スムースの須田です。 4月27日にお伝えしたウッドショックの問題。 基本的な状況は以前のブログをご確認ください。(https://sumus.jp/blog/genba/6824/) 一部では早期の解消という話もちらほらありましたが、先行きは悪い見込みが濃厚になってきました。 現在、県内の建築業者の知人に問い合わせたところ、外国産材は枯渇し仕入れが出来ない状況になっています。実際に材料が無い為現場が止まりだしているという話も耳にするようになりました。 そして、国産材へのスイッチも本格的になりだしています。こうしたことから、製材店はパニックに陥ってきています。木材価格は1週間ごとに価格の見直しが行われているのが現実です。   まずはこの先どのような事が実際に起こるのか、考えてみます。   ➀価格の高騰 外国産材が使えなければ、国産材を使い家を建てるほかありません。最新の仕入れ額を確認してみると、木材価格で10%から20%アップです。(6月1日時点)一軒の家づくりに必要な木材にかかる費用から考えると、木材価格の値上がりにより住宅の価格は80万円~120万円程…

家づくりの現場  | 2021.06.18

入社7年目、コンセプトハウスを経て。

今春 4月17日、株式会社スムース初のコンセプトハウスが晴れてオープン致しました。 このブログではスムースのコンセプトハウスの工事監理を担当した私、岸本が入社からコンセプトハウスの工事を終えるまでの振り返りと今の想いを書き綴ります。 ―――――――― はじめに、私が株式会社スムースに入社したのは2015年の3月のことです。 当時27歳の私は、二級建築士の資格だけを武器にスムースの採用面接に足を運んでいました。 浅はかにも設計としての入社を希望していた私に市川社長は、「今、設計志望の子は多いから・・・。3年かな。現場監督として3年現場を学んでそれから設計をやってくれ。」との返答。 それでも採用頂けるのならと二つ返事で入社を希望していました。 その後、採用の連絡を頂いてから前職を退職するまでの期間、毎週休日になると勉強として業務のお手伝いにスムースに足を運んでいました。 そして2015年の3月21日、晴れてスムースの現場監督としての門出を迎えた私に待ち構えていたのは現場監督としての日々ではなく、社長のお父さんであり大工の坂本さんに運転手としてついて回って実際に現場で作業をするという1年間で…

家づくりの現場  | 2021.06.10

マンションリノベについて③

こんにちは。設計の尾関です。 今年は例年よりも梅雨入りがとても早いですね。ただでさえコロナの影響で不自由をしているのに外にもいけない日は退屈ですね。 『おうち時間』という言葉も巷では定着してきて、いかに楽しく家の中で過ごすことが出来るかは関心が高まっています。家づくりに従事している自分も一般の方の意識の変化はとてもよく感じています。 それではマンションリノベ Vol.3 進めていきます!   前回ブログは「マンションリノベについて②」はこちら   お施主様はデザインに一方ならぬこだわりをお持ちで、初めてお会いした当初から住まいのイメージをしっかりと持たれていました。   「細かく壁で区切るのではなく、建具や家具で柔らかく空間を区切りたい」   今回選ばれた物件が鉄筋コンクリート造だったので既存の間仕切りは自由に取り払うことができました。30年程前のお住まいだったので、今とはずいぶんとライフスタイルも違います。   典型的なマンションの中廊下型のプランで廊下から水回りにアクセスします。正面に白いリビングの間仕切り壁があり、奥行き感があまりありません…

家づくりの現場  | 2021.06.04

外構のおはなし⑤ コンセプトハウス外構設計の苦悩(後編)

  ①気配 まずは窓を開放させる方法を検討した。今回は窓に障子が取り付けられる。レースカーテンのように、向こうが透けて見えるわけではないが、そのかわり光と影を感じることができる。できるだけ建物際に植栽を寄せ、影絵のように庭の気配を魅せることとした。     ②狭さを広さに 広さの感覚は視線の抜けによって変化する。同じ広さの部屋でも窓の有無で、開放感や閉塞感は変化する。庭もまた然りである。壁に囲われた庭よりも、部屋とひとつづきになった庭の方が広く感じる。 そこで、縁側をつくり、庭先までコの字型に渡すこととした。 そして縁側の幅を、手前を広く、奥を狭くし、遠近法を用いて奥行きを演出することとした。   ③天井のない部屋 道路や隣地からの視線をカットするために、板塀や植栽を描きこんだ図面をみると、なんだか部屋のように見えた。床があって壁がある。LDKとひとつづきの、もう1つの空間。座りたい場所に緑陰を配置すると、「雑木の部屋」ができた。どこまでも抜ける青天井。解放感の答えが見つかった気がした。   ④日々の暮らしが優しくなるきっかけを 機能的…

家づくりの現場  | 2021.04.30

外構のおはなし⑤ コンセプトハウス外構設計の苦悩(前編)

4月にオープンしたコンセプトハウス「住み継ぐ暮らし」。   建物のプランを見たとき 受けて立たないといけないと感じた。   なぜなら、ソファーがテレビではなく、庭を見ていたから。 なぜなら、そのソファーの前には大開口の窓があったから。   「ソファーに座って庭を眺める。開け放した窓から心地よい風が入ってくる。」 そんなワンシーンを想像した。 なんて贅沢な空間! なんて豊かな時間!   ふと現実に立ち戻り、プレッシャーに襲われる。 窓の外にそれに応えうる庭をつくることができるのだろうか。   そもそもあんな立派な窓、その先に広がるのは田園風景か芝生広場しかないでしょ? この土地にそんなポテンシャルがあるのだろうか?   庭として残されたスペースはさほど広くはなく、道路を挟んで向かいも一般住宅。 道路幅員は4mとやや狭く、借景できる景もない。 側溝が敷地内に入り込み、そのぶん庭が狭くなる。 さらに、庭の一部を駐車スペースとしても活用しなければならない・・・   土地を見た時、囲いで閉じて、プライベートな庭にしたい、狭くて…

家づくりの現場  | 2021.04.30

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