Sumus BLOGブログ・読みもの

マンションリノベについて④

こんにちは。設計の尾関です。 毎日、厳しい暑さが続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか? コロナによる新しい生活様式ですっかりマスクをつけての夏も定番になりましたが、熱中症対策にも気をつけていきたいですね。 さて、今回はマンションリノベの最終回です。(前回のブログはこちらから)     新しい生活を思い描く中、限られたコストの中で何かアクセントとなる素材を使いたい! そんな要望を初期段階からお客様はお持ちでした。 そこで当初は針葉樹合板を使おうということでプランしていました。 白い空間の中に粗い針葉樹合板の壁や家具が浮いているようなイメージです。 ↑↑↑ おうちの中を見渡す作業カウンターにも用いました。 みんなでご飯をつくったり、食事したり、様々な用途で使えるスペースです。   ―――――――――   そして打合せは進み、着工直前となったある日に衝撃の事実が‥‥。 ご家族から生理的に針葉樹合板のざらざらとした面を見ると鳥肌が立つ‥‥。 実はアイスの棒でさえも口に出来ない‥‥。 というカミングアウトを受けました。((+_+))  …

家づくりの現場 | 2021.08.07

窓の先に見えるもの

窓の先に何が見えるか? これ、暮らしの中でとても大切な要素の一つです。 窓の役割は、光を取り入れることや風を通すことだと考える人が多いと思います。間取りのご要望を聞いた時に、「明るくしたい」や「風通しをよくしたい」というお声は1番に出ます。   ・採光 ・風通し ・何が見えるか 全部大切。   私たちがプランする時に光や風のことはもちろんですが、それと同時に窓の外に何が見えるか、何が見える窓にするかをたくさん考えます。 窓が切り取るものや窓をつくることで生まれる外との関係によって、家の中が格段に心地よいものになるからです。 (窓1) こちらは深い軒と開口部で切り取るお庭の風景。 密集した市街地では、むやみにたくさん窓をつけても見たくないものが見えてしまうだけ。開口部をできるだけ絞って見たいものだけ切り取ると心地よい空間が生まれます。   裏にお隣さんの素敵なお庭があったら、それはラッキー。ありがたく素敵な景色をお借りして、遠くまで視線が抜ける環境を活かします。 (窓2) この家ではLDKに対して、窓は必要な箇所に必要な数、2か所だけ。 隣家側にも一切開かず…

家づくりの現場 | 2021.07.30

職人さんの仕事道具①

スムースで現場管理をしている山本です。 このブログでは、職人さんが使う道具に注目して紹介していきたいと思います。 今回は大工さんの道具から。 家を造る要の職種といえば大工さんですが、大工さんが集まって構造材を組み上げる作業を業界では建て方作業と言います。 上棟(棟上げ・建前とも呼ばれます)の日に行う作業のことになります。 その建て方作業時に使う道具で梁を柱のほぞに入れる時に使うのが、大きな金づち「かけや」です。(上の写真) 大工さんが高い所で「かけや」を力一杯トントンと叩く姿はかっこよく憧れます。 建て方で重要な作業の一つが柱の垂直方向の傾きを調整してまっすぐにする事で、 その際に使う道具に「下げ振り」と「屋起こし」があります。 上の写真は「下げ振り」です。この道具で柱の傾きを確認します。 柱の傾きがあれば、「屋起こし」で傾きを直します。(下の写真) 「屋起こし」は、つっぱる力を加え傾きを修正する道具です。 ↑「下げ振り」で垂直を確認しながら「屋起こし」の加減を指示をしています。 そして、柱が真っ直ぐになったら仮筋交い(柱と柱の間をななめに固定)で留め付けて行きます。   以…

家づくりの現場 | 2021.07.01

ウッドショック最新情報

こんにちは、スムースの須田です。 4月27日にお伝えしたウッドショックの問題。 基本的な状況は以前のブログをご確認ください。(https://sumus.jp/blog/genba/6824/) 一部では早期の解消という話もちらほらありましたが、先行きは悪い見込みが濃厚になってきました。 現在、県内の建築業者の知人に問い合わせたところ、外国産材は枯渇し仕入れが出来ない状況になっています。実際に材料が無い為現場が止まりだしているという話も耳にするようになりました。 そして、国産材へのスイッチも本格的になりだしています。こうしたことから、製材店はパニックに陥ってきています。木材価格は1週間ごとに価格の見直しが行われているのが現実です。   まずはこの先どのような事が実際に起こるのか、考えてみます。   ➀価格の高騰 外国産材が使えなければ、国産材を使い家を建てるほかありません。最新の仕入れ額を確認してみると、木材価格で10%から20%アップです。(6月1日時点)一軒の家づくりに必要な木材にかかる費用から考えると、木材価格の値上がりにより住宅の価格は80万円~120万円程…

家づくりの現場 | 2021.06.18

入社7年目、コンセプトハウスを経て。

今春 4月17日、株式会社スムース初のコンセプトハウスが晴れてオープン致しました。 このブログではスムースのコンセプトハウスの工事監理を担当した私、岸本が入社からコンセプトハウスの工事を終えるまでの振り返りと今の想いを書き綴ります。 ―――――――― はじめに、私が株式会社スムースに入社したのは2015年の3月のことです。 当時27歳の私は、二級建築士の資格だけを武器にスムースの採用面接に足を運んでいました。 浅はかにも設計としての入社を希望していた私に市川社長は、「今、設計志望の子は多いから・・・。3年かな。現場監督として3年現場を学んでそれから設計をやってくれ。」との返答。 それでも採用頂けるのならと二つ返事で入社を希望していました。 その後、採用の連絡を頂いてから前職を退職するまでの期間、毎週休日になると勉強として業務のお手伝いにスムースに足を運んでいました。 そして2015年の3月21日、晴れてスムースの現場監督としての門出を迎えた私に待ち構えていたのは現場監督としての日々ではなく、社長のお父さんであり大工の坂本さんに運転手としてついて回って実際に現場で作業をするという1年間で…

家づくりの現場 | 2021.06.10

マンションリノベについて③

こんにちは。設計の尾関です。 今年は例年よりも梅雨入りがとても早いですね。ただでさえコロナの影響で不自由をしているのに外にもいけない日は退屈ですね。 『おうち時間』という言葉も巷では定着してきて、いかに楽しく家の中で過ごすことが出来るかは関心が高まっています。家づくりに従事している自分も一般の方の意識の変化はとてもよく感じています。 それではマンションリノベ Vol.3 進めていきます!   前回ブログは「マンションリノベについて②」はこちら   お施主様はデザインに一方ならぬこだわりをお持ちで、初めてお会いした当初から住まいのイメージをしっかりと持たれていました。   「細かく壁で区切るのではなく、建具や家具で柔らかく空間を区切りたい」   今回選ばれた物件が鉄筋コンクリート造だったので既存の間仕切りは自由に取り払うことができました。30年程前のお住まいだったので、今とはずいぶんとライフスタイルも違います。   典型的なマンションの中廊下型のプランで廊下から水回りにアクセスします。正面に白いリビングの間仕切り壁があり、奥行き感があまりありません…

家づくりの現場 | 2021.06.04

外構のおはなし⑤ コンセプトハウス外構設計の苦悩(後編)

  ①気配 まずは窓を開放させる方法を検討した。今回は窓に障子が取り付けられる。レースカーテンのように、向こうが透けて見えるわけではないが、そのかわり光と影を感じることができる。できるだけ建物際に植栽を寄せ、影絵のように庭の気配を魅せることとした。     ②狭さを広さに 広さの感覚は視線の抜けによって変化する。同じ広さの部屋でも窓の有無で、開放感や閉塞感は変化する。庭もまた然りである。壁に囲われた庭よりも、部屋とひとつづきになった庭の方が広く感じる。 そこで、縁側をつくり、庭先までコの字型に渡すこととした。 そして縁側の幅を、手前を広く、奥を狭くし、遠近法を用いて奥行きを演出することとした。   ③天井のない部屋 道路や隣地からの視線をカットするために、板塀や植栽を描きこんだ図面をみると、なんだか部屋のように見えた。床があって壁がある。LDKとひとつづきの、もう1つの空間。座りたい場所に緑陰を配置すると、「雑木の部屋」ができた。どこまでも抜ける青天井。解放感の答えが見つかった気がした。   ④日々の暮らしが優しくなるきっかけを 機能的…

家づくりの現場 | 2021.04.30

外構のおはなし⑤ コンセプトハウス外構設計の苦悩(前編)

4月にオープンしたコンセプトハウス「住み継ぐ暮らし」。   建物のプランを見たとき 受けて立たないといけないと感じた。   なぜなら、ソファーがテレビではなく、庭を見ていたから。 なぜなら、そのソファーの前には大開口の窓があったから。   「ソファーに座って庭を眺める。開け放した窓から心地よい風が入ってくる。」 そんなワンシーンを想像した。 なんて贅沢な空間! なんて豊かな時間!   ふと現実に立ち戻り、プレッシャーに襲われる。 窓の外にそれに応えうる庭をつくることができるのだろうか。   そもそもあんな立派な窓、その先に広がるのは田園風景か芝生広場しかないでしょ? この土地にそんなポテンシャルがあるのだろうか?   庭として残されたスペースはさほど広くはなく、道路を挟んで向かいも一般住宅。 道路幅員は4mとやや狭く、借景できる景もない。 側溝が敷地内に入り込み、そのぶん庭が狭くなる。 さらに、庭の一部を駐車スペースとしても活用しなければならない・・・   土地を見た時、囲いで閉じて、プライベートな庭にしたい、狭くて…

家づくりの現場 | 2021.04.30

2021年ウッドショック、住宅材木の今。

  今、住宅業界では「ウッドショック」の話題がとりざたされています。 結論からお伝えしますと、現在、日本に輸入の材木が入って来なくなっているのです。   スムースでは現在、全邸 <国産材・びわ湖産材> を使用していますが、私達のように地域の工務店が多く国産材を使わせていただき建築を行っています。 今回、これまで外国産材に頼っていたハウスメーカーや大型ビルダーが国産材への利用検討を進めている点も要因となっています。   その原因として、詳しくは下記にご説明させていただきますのでご覧くださいませ。 現在、米国や欧州等でコロナによって空前の住宅需要が高まっており、その需要が大きく、日本に卸す材料が少ない現状となっています。日本でもそうですが、欧州・米国・アジアでも<家中需要>が拡大しており、そこに物流問題も加わり問題が大きくなっているのです。   (日刊 木材新聞より)     ①世界的な建築木材の需要増加 ウッドショックが発生した1つ目の原因というのが、先にもお伝えしましたが<世界的な建築木材の需要増加>です。 コロナウィルスが流…

家づくりの現場 | 2021.04.27

コンセプトハウス建築 blog【4/30更新】4/17オープンしました!

2021年4月、自社初のコンセプトハウス「住み継ぐ暮らし」が完成いたしました。このブログではコンセプトハウスの着工から完成までの道のりを随時配信してまいりました。建築過程の様子からスムースの家づくりをご覧ください。 【2021.4.30更新】   2021.4.30 コンセプトハウス「住み継ぐ暮らし」がオープンして2週間が経ちました。 オープンの週末には、沢山のお客様がお越しくださいました。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。 コンセプトハウスは、ゴールデンウィーク中もご見学いただけます。 場所は草津市草津町、スムースの事務所から徒歩3分の場所にあります。 近くにはde愛ひろばやai彩ひろば、ロクハ公園などのんびり過ごせる場所があり、また湖岸にもすぐにでられます。なかなか遠出や人が多い場所は控えたい時期ですが、家族でドライブや屋外でのお散歩など少しの気分転換の時間も持ちたいところ。ぜひ合間の時間にコンセプトハウスへお立ち寄りください。ソファに座って5分、庭を眺めているだけでゆっくりと心落ち着きますよ。   ↓↓ 詳細・ご予約はこちらから https:/…

家づくりの現場 | 2021.04.16

コンセプトハウスの設計に込めた想い 【後編】

まもなく完成する自社初のコンセプトハウス(モデルハウス)「住み継ぐ暮らし」。 いよいよ、4月17日(土)から公開を開始し、ご見学がスタートいたします!(コンセプトハウス特設ページはこちら)   設計を担当した、弊社の奥(おく)に「コンセプトハウスを設計するにあたって大切にしたことは?」を尋ねました。 前回につづく、後編です。 (前回はこちら)     もうひとつは、これまでもずっと大切にしてきた事ですが、「家族の暮らし方を大切にする」ことです。 今回はコンセプトハウスなので、いつものようにご家族にヒアリングすることからではなく、架空の家族をイメージすることから始まりました。   ーーーーー   家族の暮らし方を大切にすること   まずは、お料理が好きなお母さんがキッチンに立った時に、目線の先にあるものを確認しながら想像を広げていきました。   横で絵を描く子どもの様子。 ソファで本を読むお父さん。 庭の木々たち。 キッチンの傍らに自分のスペース。 共働きの夫婦。 仕事から帰宅した時の家族の動き。 荷物を置いて、 手洗…

家づくりの現場 | 2021.04.07

コンセプトハウスの設計に込めた想い【前編】

まもなく完成する自社初のコンセプトハウス(モデルハウス)「住み継ぐ暮らし」。(特設ページはこちらから) いよいよ、4月17日(土)から公開を開始し、ご見学がスタートいたします!   「住み継ぐ暮らし」とは、このコンセプトハウスの名称でありコンセプトでもありますが、今回のブログではその設計に込めた想いをお伝えしたいと思います。 「コンセプトハウスを設計するにあたって大切にしたことは?」という質問を設計を担当した、弊社の奥(おく)に尋ねました。   ―――――――   コンセプトハウスを設計するにあたって大切にしたことは?   「住み継ぐ暮らし」という名の通り、このコンセプトハウスには、そこに暮らす家族が愛着を持ちながら、永く住み続けられるようにという想いが込められています。 そこに至った経緯のひとつに、弊社がこの数年で持続可能なあり方を目指し始めたことが大きく影響しています。 今、SDGsに向けても少しずつ動き始めていてSDGsページも出来ていますので、またよければご覧いただけたら幸いです。   設計にあたってまず行ったのは、そのコンセプ…

家づくりの現場 | 2021.04.07

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