西草津の家2
築50年のリフォーム

生まれ育った実家というわけではないのに、なんだか、ほっとする。
この家が好きだから、建て替えではなく改装をしてこれからもこの家と共に暮らすことに決めました。
水まわりの導線や内装材、断熱性を改善し、家族が健康に暮らせることを1番に考えて打合せを進める中で、

「このトイレのタイル、好きなんですよね。きれい。」

青い丸いタイル。
解体して処分する予定でしたが、
奥様のそんな一言をお聞きして新しくなるお家に残せないかと思い、新しい壁に引き継ぐご提案をしました。

丁寧にひとつひとつをばらして、消毒洗浄して、またひとつひとつを養生して、
新しい珪藻土の壁に絵のようにはめ込む。
目地を目地鏝(めじごて)で丁寧に仕上げて、自然乾燥を待っているところです。



他の人にとっては何の変哲もないものでも、そのご家族にとっては、家族のこれまでの時間にまつわる大切なものだったり、愛着のあるものだったりします。

50cm×80cm の小さな壁にこっそりと、世界にひとつのストーリーを残しました。

yukamizushima

水島 佑香 コーディネーター

岡山県岡山市出身→神戸で大学生活→文系から方向転換、京都に移住し建築・インテリアの学校に2年間通う→スムースに就職。