スムースで現場管理をしている山本です。
前回と同様に現場管理の仕事を少しでもわかってもらえるように、中間検査までの工事を説明させてもらいます。
上棟作業が終われば、中間検査に向けて耐力壁となる筋交い・構造用合板(ダイライト)・構造金物の設置をしていきます。
耐力壁とは、地震や風などの水平方向の荷重に耐える壁のことをいいますが、スムースは構造計算しバランスよく耐力壁を配置して、耐震等級2を取得しています。(一般的な基準である耐震等級1の1.25倍相当の耐震力)

構造金物は、柱・筋交い・梁などの接合部分の強度を高めます。
構造用合板(ダイライト)は、家の外周面に貼ります。規定で決まっている釘を使用し、決められたピッチで留め付けます。
窓のサッシ用の下地材、間柱、建具下地の取付を行います。間柱がきちんと設置されているかも中間検査対象となります。
屋根をかける垂木(たるき)という材木が専用のビスで留められているかや、梁や火打(ひうち)の金具も中間検査対象です。
ちなみに、耐力壁は水平方向の力を支えますが、火打ちも同じく水平方向の力、特にゆがみに強い構造を作ります。
中間検査は家の骨組みである構造材を規定の金物で設置する重要な工程です。検査に合格するだけでなく取付ミスや抜けが無いように検査前に事前確認が大切です。
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これまでのブログはこちらから
現場管理の仕事① 基礎工事
現場管理の仕事② 土台設置工事
現場管理の仕事③ 上棟作業
現場管理の仕事④ 給排水設備工事
