家づくりをするときに気になることってなんですか?
モデルハウスやオープンハウスに行って、見るポイントってありますか?

家をいざ建てるとなったとき、
気になることのひとつ「生活動線」。

生活動線というと、ただ動きやすくするといったイメージになってしまいますが、それに付け加えてスムースで大切にしているのは、その家族の暮らし方。

日中、子どもと一緒に過ごしながら、様々な家事をする毎日。そんな場合はやっぱり、キッチンは対面で子どもたちの様子を見ながら料理や片付けが便利。子どもたちが遊んでいる間にそっと横の洗面室で洗濯。水回りをできるだけコンパクトにまとめて動きやすくしています。


 
お天気のいい日は公園へ行くことがしょっちゅう。帰ってきたら玄関横の土間収納を通って、お片付けしながら、そのままキッチン横に届く家族だけの裏動線。

 
お友達家族を呼んだ時でも、「子どもたちの遊ぶスペース」と「大人のリビングスペース」を区切っているので、お母さんたちはゆっくりお茶しながら子どもたちの様子が見守れて、お互いが心地よい時間を過ごす。(下の写真のお家は、中2階が子どもスペースで、1階がリビング。)


 

その家族ならではの「生活動線」。

対面キッチンや、短い水回り動線、誰もがそうすればいいというわけではありません。対面キッチンや、短い水回り動線になったのには、奥にその家族の暮らし方があり、それがフィットしたからこそです。家族の暮らし方をお伺いして、対面キッチンにも短い水回り動線にもならない場合もあります。

 
こちらの家族にフィットしたのは、壁付けキッチン。
家族の暮らし方を聞いて感じたのは、キッチンに向かっているときは自分の時間、反対を向いているときは子どもとの時間を大切にしたいということです。


 
朝早く起きて家事を済ませてしまう。平日は、家族がまだ寝ている間に集中してお料理したり、お休みの日には、子どもがごきげんに一人で遊んでいる間に梅干をつけたり、季節ならではの事を楽しんでみる。キッチンに向かっているときはそんな自分時間を過ごす。


時間があるときには、キッチン奥の自分だけのスペースで時間を過ごしたり、ヨガをしたりということも。


 
作業台で過ごす時間は、子どもとの時間。子どものペースに合わせて過ごします。一緒におやつをつくったり、お手伝いをしてもらったり。


やっぱり、生活動線の使いやすさや動きやすさは、家族それぞれ。同じ形が、別の家族に同じように使いやすいとも限りません。

その家族にできるだけフィットするように、スムースでは家づくりの初めに、ご家族の暮らし方を細かくお伺いしています。何でもない毎日をどんな風にすごしているか。改めて見つめてみると、自分の家族だけの暮らし方が見えてきます。

そこから、その家族の生活動線を含めた「暮らしの道」を大切にして、家づくりが進んでいきます。

モデルハウスやオープンハウスに行くと、ついこの家のこのカタチを取り入れようかなとか、そんな風に考えてしまいがちですが、家づくりをはじめるとき、一度、家族の事、自分の事、これまでどんな暮らし方をしてきて、これからどんな暮らしをしたいか考えてみてください。

そこから、自分たちの暮らし方に合う家をつくっていくことが、心地よい暮らしにつながるかもしれません。


yuoku

奥 友 設計部 / 一級建築士

滋賀県生まれ滋賀県育ちの生粋の滋賀県民。使用方言はもちろん滋賀弁。小さいころ公文に通っていたおかげなのか数学が好きになり、理系の道へ。大学は建築学科を専攻。大学では全く勉強についていけず落ちこぼれで飲み会に全力を注いでいたけれど、そこから紆余曲折あり、運よく建築士の資格を取得し、夢だった設計の仕事をさせてもらっています。