スムースで現場管理をしている山本です。
前回と同様に現場管理の仕事を少しでもわかってもらえるように、中間検査後の断熱工事を説明させてもらいます。
①スムースの天井と壁の断熱は、セルロースファイバー吹き込み工法を標準としています。下の写真がセルロースファイバーで、新聞古紙からリサイクル生産される断熱材です。
事前に、セルロースファイバーを吹き込む壁と天井に不織布シート(マスクと同じ素材で通気性があるシート)を貼って、タッカー(ホッチキスの針の大きい物)で留めていきます。
②不織布シートの内側にセルロースファイバーを吹き込んでいきます。吹き込みは、この機械を使って行います。
壁は柱の間いっぱいにセルロースファイバーを吹き込んで 100㎜以上の厚みを、天井は 250㎜の厚みを確保できるようにします。

③セルロースファイバー断熱前の注意点は、換気扇などの外部に抜けるパイプ、電気配線を事前に施工して隙間を埋める作業をしておく事です。セルロースファイバーがこぼれずに隙間なく施工できます。
④床下の断熱は、高性能な床用断熱材ネオマジュピーの厚み66㎜を使用しています。気密性を良くするために、気密テープでジュピーと土台、大引との間を気密処理します。
セルロースファイバーを選ぶ理由は断熱性能はもちろん、調湿作用、防音効果も期待できる断熱材で、施工する技術者は信頼のおけるパートナーがしてくれるので安心できます。
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これまでのブログはこちらから
現場管理の仕事① 基礎工事
現場管理の仕事② 土台設置工事
現場管理の仕事③ 上棟作業
現場管理の仕事④ 給排水設備工事
現場管理の仕事⑤ 中間検査
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断熱工事前の下準備(通気層を確保する工事の話)
