先日、栗東の家5のお引渡しが完了しました。

新築一戸建ての栗東の家5は、新仕様「つなぐ」の仕様に近いお家であり、国産の杉や桧をふんだんに採用しています。今回は、この新仕様に採用されている国産杉の木材についてお話ししようと思います。


日本古来の固有種である杉は、我々日本人にとっては非常になじみのある木材です。

杉には沢山の魅力があります。杉は比重が軽くて柔らかく、空気を多く含む針葉樹です。他の広葉樹系木材と比較して調湿作用が高く、サラッとしていてべたつかない。肌触りが非常に心地よいという特徴があります。

 

日本の気候風土に適し、日本の気候環境において腐れやシロアリの被害に強く、同一重量当たりの引っ張り圧縮強度(引っ張られる力・押しつぶされる力に対しての強度)は、鉄やコンクリートを上回る強度を備え持っています。

沢山の魅力があることから、杉を使用した建物が古くから多く日本に建てられてきました。しかし、1950年代以降、高度経済成長による日本の木材需要の急増、価格の高騰と共に、多くの外国産材の輸入や、プラスチック、ビニールを主原料とした新建材が広まり、今日では外国産材、新建材が日本の住宅建材のほとんどのウェイトを占めています。

家族が安心して寝食する住まいには日本の気候風土に適さず、湿気によるカビや腐れの生じやすい構造材が使われ、家族の日々の暮らしをビニールやプラスチックの内装建材が取り囲んでいます。これは、なんだかおかしな事が起こっている気がします。

食べるもの、触れるものと同様に、家族の健やかな暮らしを創るために、住まい手が家の材料について作り手と共に考えることはとても重要なことだと思います。



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岸本 真聡 工事部 / 二級建築士

滋賀県大津市生まれの琵琶湖育ち。少年時代は図工の成績が特によくて、少年時代は漠然と物創りがしたいと思いながら過ごしていました。14歳の時に建築の道を思い立ち、高校は建築科、大学は住環境デザインを専攻。色々寄り道しつつもある時一念発起で2級建築士を取得し、その直後に市川さんと出会いスムースに入社しました。現在は現場監理をさせていただいています。