スムースで現場管理をしている山本です。
前回と同様に現場管理の仕事を少しでもわかってもらえるように断熱施工後の大工工事を説明させてもらいます。
①床貼り工事
床材はお客様が選ばれた無垢フローリングを大工さんが隙間が一定になるように丁寧に施工していきます。事前に材料の発注とフローリングの貼る向きを指示します。

②壁下地
造作の収納棚、タオル掛け・鏡などのアクセサリーを設置する箇所には、補強のために下地材を取り付けます。どの場所に収納棚等を固定するのか展開図や施工詳細図を確認してもらいながら取り付けしてもらいます。
この下地材は、その上に施工する石膏ボード(プラスターボード)を設置すると見えなくなるので事前の確認が大切です。

③サッシ枠・建具枠・家具工事
・窓サッシの枠
・ドアの枠
・収納棚
・小上がり
・階段
・カウンター
などの製作がスタートします。
集成材、杉のJパネル、巾ハギ材、無垢材など家の仕様に合わせた材料を加工組立し取り付けます。
窓サッシ枠を取り付けているところ。
こちらは、カーテン下地の取り付け。
建具の枠加工。
階段。
建具枠、家具工事では施工詳細図とおりの寸法で施工されてるか確認が必要です。
この工程はスムースの家らしい家具が出来るか重要な工程です。大工さんと綿密に打合せし、耐久性や使いやすさなどあらゆる方面で検討します。例えば、棚板の厚みを用途に応じて相談しながら変更することもあります。大工さんと一緒に考えながら、もの造りが出来るこの工程は私たちにとっても充実した良い時間です。
④天井・壁仕上げ下地
天井・壁の仕上げ材下地として、石膏ボードを規定のビス間隔で留め付けて施工してもらいます。石膏ボードは最終的にはクロスや塗装で見えなくなりますが、最後の仕上がりを左右するので重要です。完成後も木造の家は収縮し動いています。窓の場合、窓枠のゆがみの動きに対してスムースでは下のように石膏ボードを貼っています。そうすることで、仕上がりのクロスや珪藻土にヒビが入りにくいのです。
家づくりには、たくさんのパートナーの職人さんに関わってもらっていますが、木造住宅においては大工工事を占める範囲が多く、大工工期も一番長くなります。信頼出来る腕の大工さんが他の職人さんをまとめて、良い家になるようチーム一丸で取り組んでいます。
ウッドデッキも大工さんの製作です。
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これまでのブログはこちらから
現場管理の仕事① 基礎工事
現場管理の仕事② 土台設置工事
現場管理の仕事③ 上棟作業
現場管理の仕事④ 給排水設備工事
現場管理の仕事⑤ 中間検査
現場管理の仕事⑥ 断熱工事
