こんにちは。設計の尾関です。

今年は例年よりも梅雨入りがとても早いですね。ただでさえコロナの影響で不自由をしているのに外にもいけない日は退屈ですね。

『おうち時間』という言葉も巷では定着してきて、いかに楽しく家の中で過ごすことが出来るかは関心が高まっています。家づくりに従事している自分も一般の方の意識の変化はとてもよく感じています。

それではマンションリノベ Vol.3 進めていきます!

 

前回ブログは「マンションリノベについて②」はこちら

 

お施主様はデザインに一方ならぬこだわりをお持ちで、初めてお会いした当初から住まいのイメージをしっかりと持たれていました。

 

「細かく壁で区切るのではなく、建具や家具で柔らかく空間を区切りたい」

 

今回選ばれた物件が鉄筋コンクリート造だったので既存の間仕切りは自由に取り払うことができました。30年程前のお住まいだったので、今とはずいぶんとライフスタイルも違います。

 

典型的なマンションの中廊下型のプランで廊下から水回りにアクセスします。正面に白いリビングの間仕切り壁があり、奥行き感があまりありません。(↓)

 

リノベ後はこちら(↓)  元々のリビングと個室をつなげて大きなワンルームに。一番奥のバルコニーに続くハキダシ窓まで視線がつながることで抜け感が大幅にアップしました。

 

お住まいは角部屋になるのでバルコニーとの繋がりがとても気持ちがいいです。

広さをより感じるようにLDKの間仕切りは天井までにしてアルミガラスと呼ばれる割れないガラスを加工した引き戸で区切っています。

より空間の続いてく形を強調するために、引き戸の枠を付けていません。戸当たり部分は壁を凹ますことで戸を閉めたときに光がこべれないように納まりを検討しました。

コンクリートのような素材感の木毛セメント板を使っているのですが、目地(板と板の継ぎ目)を通すことで空間に指向性が生まれます。この指向性が視線を奥に促して、空間の抜け感を演出します。

また縦目地の反復するデザインが素材感と相まってすこし男性的な雰囲気に。

平面計画は、水廻りとLDKと寝室というシンプルな構成に。子ども部屋はLDKの一角を将来的に扉をつけて区切る予定をしています。

やりたい意図が明快な空間となりました。

次回は素材や納まりについてフォーカスしていきたいと思います。

乞うご期待!!!(笑)

 


今回のマンションリノベ建築事例はこちらから
「大津の家2」家族が集うカウンターのあるマンションリノベ

これまでのブログ
マンションリノベについて②
マンションリノベについて①

 


shinpeiozeki

尾関 真平 設計部 / 一級建築士

1983年生まれ、大津市育ち草津住まいです。 大学では土木を専攻していたのですが、建築への夢が断ち切れずに中途退学をして専門学校で建築を学びました。10年程京都の工務店で設計業務をした後、ご縁があって、スムースにお世話になりました。