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春眠暁を覚えず。心地のよい季節がやってきました!

公園や川沿い、幼稚園や小学校、たくさんの場所で桜が満開です。今週末は天気も良く、きっとお花見日和です。

スムースでは 4/2(日) にスムースマルシェを開催します(^o^)/ お花見のおともは、スムースマルシェで!ぜひお立ち寄りください!

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さて、私たちが目にする桜の大半は「ソメイヨシノ」ですが、このソメイヨシノ、実は、そのほとんどが、同一遺伝子をもつクローンです。

江戸時代、「オオシマザクラ」と「エドヒガン」という2種類の桜の交配で生まれたと言われており(諸説あり)、接ぎ木などの手法で増やされました。

ちなみに、桜は、同一個体(同一遺伝子)では結実しないことが知られおり(自家不和合性といいます)何本植えても、ソメイヨシノ同士で種子を作ることができません。つまり、接ぎ木などでしか増やせず、それらの個体はすべて遺伝的には同じ、すなわちクローンとなるのです。

これを活用したのが桜前線です。桜前線は桜の開花予想日をつないだもので、本州ではソメイヨシノが対象となります。ソメイヨシノは遺伝子が同じため、一定の気象条件のもと、ほぼ一斉に開花します。この性質を利用して開花の予想をしているわけです。

一斉に咲いて一斉に散る。ソメイヨシノの美しさの裏にはそんな理由があったのです。

しかし、遺伝子が同じということは、多様性が少ないということでもあり、たとえば1種類の病気ですべての個体が死滅するということも考えられます。

そのため最近では、ソメイヨシノに代わり、「ジンダイアケボノ」や「コマツオトメ」といった別の品種への植え替えが進んでいるそうです。

数十年後、日本の春の風景はまた違ったものになるかもしれないと思うと、毎年のお花見も一層感慨深いものになる気がします。

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今週末4/2はスムースマルシェ。
https://sumus.jp/event/sumusmarche/sumus-marche-vol-067/

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松島 幸奈 クリエイティブチーム

大阪府出身。2児の母。 大学でランドスケープを学んだのち、造園会社に就職。主に外構設計や造園設計を担当。生活動線をお家の中から外に広げ、敷地全体を使いこなせるようなプランを心がけてきました。その後、主人の転勤で福岡に移住。仕事の傍ら暇を見つけては、九州各地の温泉巡りを楽しみました。そのせいか子供もすっかり温泉好きに。滋賀に来てからも家族旅行は温泉が必須。みんなでお気に入りの温泉を探索中です。