メンテンナンスフリーの住宅は便利であっても人を自然から遠ざけてしまう。この住宅は、自然素材の経年変化を積極的に受け入れることで、意匠性だけではなく、手入れという作業を通して、住まいへの愛着や、自然との共生意識を強化する仕組みを提案している。住まうということは、それ自体が大切な生業であることに気づかされる。その先には、よく手入れされ住み継がれてきた古民家のような、サスティナブルな住の在り方が浮かび上がってくるようだ。
自然を取り込み、四季を感じられる風通しの良い間取り、
手入れしながら使い続けることのできる手仕事からうまれるしつらえ、
自然エネルギーを利用した心地よい温熱環境。
使うのは、気候風土に合った地産の材料と、経年変化により味わいを増していく素材。
永く住み継ぐことのできる価値を改めて考える。
本当に上質な暮らしとは、現在だけでなく時が経ったあとも手を加えながら使い続けるものだろう。
地域に永く残るものを。
帰宅したら荷物を置いて手を洗い、着替えて、キッチンへ。家族の日常を考えて、動きやすく。
キッチン・ダイニング・リビング・畳スペースを中央の柱によって柔らかく4つに区切り、シンプルな中に家族の居場所が生まれる間取りに。
LDKの造作ソファーはフルオープン窓に向かって設置しました。腰かけてほっとひと息つき、庭を眺めると季節のうつろいを感じます。
キッチンからパントリー、WCL、洗面室へと一直線につながりながら回遊性もある家事動線。
2階の子ども室は、初めは間仕切りを設けずにセカンドリビングとして使い、将来成長に合わせて個室の子ども室に。
在宅ワークのために寝室奥に設けた書斎スペースは、棚やカウンターを無垢材で造作し、木のぬくもりを感じる空間に。
玄関を入ると包まれる、森を訪れたような優しい木の香り。
光や陰とともに映し出される素材の持つあたたかみ。
深くしみじみと落ち着く、居心地の良さ。
使うほどに味わいを増し、愛着を持って永く使い続けることができる地球にも家族にも優しい仕様を五感で体感してみてください。
庭はLDKとひとつづきのもうひとつの空間を目指し、
緑陰を配した「雑木の部屋」に。
どこまでも抜ける青天井。そして開放感。
外と内のつながりや、さまざまなシーンを感じていただけます。
OMX
空調・換気・給湯を1台でまかない、オールシーズン心地よく過ごすことのできるOMXを採用しています。
OMXは屋根のパネルで集熱した太陽熱を利用して、冬は暖かく、夏はヒートポンプを利用して冷房し、室内のどの場所にいても同じ温度で快適に過ごすことができ、とりわけ夏と冬のご見学ではその空調性能をより実感いただけます。
琵琶湖を有し山々に囲まれた豊かな自然に恵まれた滋賀県で家づくりをしている企業だからこそ「持続可能であること」に前向きでありたい。コンセプトハウスはSDGsの方針にもとづき、豊かさが何世代も続く暮らしを目指しています。
宿泊体験
一生に一度の買い物だからこそ、家だって「試住」してから決めてほしい。家の性能はもちろん、ネットや図面だけではわからない、光の暖かさや、風の心地よさ、木の温もりや香りなど、五感をフルに使って、心地よさを体感してみてください。