家の正面は、大きな2枚の[木製玄関建具]と[白い外壁]のコントラストが目をひきます。シンプルで直線的な外観の一方で、中に入ると複雑なスキップフロアで遊び心が満載。この家のポイントは土間キッチン、ご主人は料理人です。キッチンと同じ目線で会話と料理を楽しむ対面のダイニングカウンター、そこから眺めるのは土間玄関に乗り入れたビンテージのハーレーダビッドソン。玄関の壁は有害物質を含まない安心な塗料を家族3人でセルフペイントしました。 自分達で手をかけると愛着もわいてきます。高い吹抜は上部の窓から光を、そしてごはんができたいい匂いや、家族やゲストの笑声を届けます。細長い敷地の中で上下に人をつなぐ立体的な住空間になりました。オリジナルの木製家具や素材感も豊かに。タモ材の造作キッチンにセットした長いカウンター。吹抜の板貼り、皆で蜜蝋ワックスを塗った無垢のオークフローリング。アイアンの吊棚もアクセントに。デザインだけでなく、手入れをしながら家族の成長と共に素材の経年変化を味わいます。家族の居場所をたくさん散りばめた家はそこから見える景色も様々。その全てがふるさとの記憶となり、日常の暮らしの中で家族と共に家も歳を重ねていきます。
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- 家族構成:夫40歳代、妻40歳代、長男
- 建築場所:滋賀県草津市
- 延床面積:97.93㎡(29.6坪)