住まいの性能

断熱性能

  • 断熱等級6
  • HEAT20 G2
  • UA値0.46確保

断熱の性能は『UA値』という数値で表されます。数値が少なければ少ないほど断熱性能が高いという指標になります。スムースの家の断熱性能はHEAT20(一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)が定める草津地域でのG2グレード達成基準であり、断熱等級6の基準となるUA値0.46を確保します。

※HEAT20 G2 草津エリア

省エネ性能

  • 自然室温10℃未満及び35℃越を10%以下
  • RZEH100%達成目標

断熱性能の『UA値』も基本性能として大切な性能ではありますが、全く同じUA値の住まいでも、近隣建物の陽当たりへの影響や、建築する地域、設計の方位形状によって室内の室温や年間の光熱費には大きな違いが発生します。つまりその住まいが本当に快適な環境なのかどうかは、UA値だけでは分からないというのが現実です。そこで、スムースでは建築地の周辺調査を行い、敷地や気候、環境に合った住まいを設計することで空調を行わない自然室温が夏季は35℃超となる時間、冬季は10℃未満となる時間をそれぞれ10%以下に抑える様に設計することで住まいの快適性を実現します。

※RZEHはOMX採用時

太陽熱利用全館空調システム「OMX2」

自然の生態の全てがその恵みを享受する『太陽熱エネルギー』。この太陽熱を人の居住空間に取り込み利用する全館空調システム『OMX2』を採用したお住まいでは通常、住まいで暮らす上で必要不可欠な調理や家電にかかる消費エネルギーを算入せずに計算されているZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)ではなく、調理家電の消費エネルギーも見込んだ事実上のRZEH(リアル・ゼロ・エネルギー・ハウス)を達成目標として設計します。

太陽熱利用全館空調システム「OMX2」

耐震性能

  • 全棟初回プランより
    許容応力度計算耐震等級3を確保

木造住宅において、地震に耐える構造「耐震」にはいくつかの基準が存在します。

仕様規定
国民の生命を守ることを目的に最低基準を定めた建築基準法の規定。
性能表示計算
住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)で定められた基準。
許容応力度計算
建築基準法における構造計算のうちの1つ。

国の最低基準である仕様規定は、震度6強から7の地震が来た時に1回だけ耐える性能を有しています。スムースは2016年に一度の災害で震度7の地震が2回発生した熊本地震の被害調査の実例から木造住宅の耐震において非常に高い水準の許容応力度計算の耐震等級3が最適基準であると考え、全棟初回プラン提案から許容応力度計算の耐震等級3を確保してご提案します。繰り返しの震度7の地震にもしっかり耐える耐震性を確保しながらバランスの良い構造計画の設計を心掛けることで、命だけでなく暮らしや財産を守る住まいを作ります。

構造の基準と強度・正確性のランク

制振性能

  • 頑固な耐震性を永く守る制振装置
    evoltz対応可能

「耐震」は建物を固くすることで地震の揺れに耐える構造ですが、一方「制震」は、地震の揺れを吸収し、低減する構造です。制震だけでは頑丈な住まいはつくれないため、頑丈な耐震を確保した上で補助的に導入するものです。スムースでは、許容応力度計算の耐震等級3を確保した住まいに制震装置をプラスするのであれば震度1から揺れを吸収する性能を発揮する「制振装置evoltz」が最適だと考えています。

制振装置evoltzとは

evoltz
evoltz

耐久性能

  • ハウスガードシステム
    腐らない木「緑の柱」
  • デュラルコート金物

木の家において、新築時のままの耐震性を永く維持するためには耐久性能にも目を向ける必要があります。耐久性能が低く、木材の「腐れ」を引き起こしてしまう様な環境となる場合、耐震性能を高めても、その性能を維持できなくなってしまいます。スムースでは、1Fの構造材に『ハウスガードシステム』を採用し、腐らない木『緑の柱』と高耐久デュラルコートHG構造金物を使用することでずっと安心して住み続けることの出来る耐久性能をもった住まいづくりを行います。

腐れの被害を受けた木材
evoltz

7分でわかるハウスガード

防蟻性能

  • ハウスガードシステム
    防蟻処理材「緑の柱」
  • 床下防蟻処理

滋賀県は豊かな水源に恵まれ、古くから滋賀の人々は水と密接な暮らしを営んできました。一方で、水分を好む白蟻にとっても、非常に居心地の良い環境であると言えます。滋賀県で木の家づくりをする上で、白蟻に対する理解を深め、対策を講じることは必須です。スムースが採用している『ハウスガードシステム』には『緑の柱』による白蟻に対する防蟻性能と床下の『防蟻処理』が組み込まれており、白蟻に対する防蟻性能も確保することが出来ます。

白蟻の被害をうけた一般構造材
白蟻の被害をうけた一般構造材
白蟻の被害をうけた一般構造材
腐れの被害を受けた木材 HOUSE GUARD SYSTEM

基礎と配管などの隙間は防蟻薬剤を施し防蟻処理を行い白蟻の侵入を未然に防ぎます。

気密性能

  • 全棟気密測定
  • C値0.5以下保証
  • セルロースファイバーでの気密

住まいの気密性を高めることは室内空気の換気効率を高めたり、予定外のスキマから空気が漏れることによる空調の負荷を低減したり、人が生活する室内の高温多湿な空気が壁の中に流入することで起こる壁内結露を防ぎ、建物内の空気の新鮮度、省エネ性能、耐久性能の向上のために必要なことです。気密性能は『C値』という数値で表されます。この『C値』の値が小さい程、建物に存在しているスキマの面積が小さく、気密性能が高いという事になります。スムースでは気密設計、気密計画を入念に検討・設計した上で丁寧な施工を行うことで『C値』0.5以下を保証します。

調湿性能

  • びわこ産構造材
  • びわこ産ecoファイバー
  • 自然素材の設え

無垢の木材や自然素材の多くには『調湿』という天然の性能が備わっています。調湿とは、極度に乾燥している空間では湿度を高め、湿度が高い空間では湿度を下げる働きをしてくれます。調湿性能を持つ素材を用いることは、多湿な環境を低減してカビの発生を防ぎ、住まいの健康度を高めたり極度の乾燥を抑え、住まい手の喉や肌を乾燥から守ることに繋がります。また、空調設備での湿度調整負担が減ることで暮らしの消費エネルギーも低減するため省エネにも有効です。スムースでは、滋賀の県産材「びわこ産材」の構造をはじめとした無垢の木材をふんだんに使用しセルロースファイバー(びわこ産ecoファイバー)などの自然素材のもつ調湿性能を有効に活かす設計を行うことで、心地よい空気感と肌触りの住まいを実現します。

性能見える化

  • 日当たり・室温・光熱費
  • 通風・地震動
  • シミュレーション実施

性能見える化への取り組み

一般的に住まいの性能は「UA値」や「C値」や「耐震等級」など、専門的な言語で語られることが多く、それがこれから住まいづくりを考える人にとって住まいづくりそのものを難しくしている一つの要因だと思われます。スムースでは、住まいの性能を分かりやすく視覚化したシミュレーション(日当たり・地震動)や暮らしに身近な数値でのシミュレーション(室温・光熱費・風速)を行うことで性能面での不安や疑問を解消し、安心してお任せいただくための取り組みを行っています。また、住まいの性能を分かりやすく視覚化することで、数値に惑わされることのない身体感覚で感じる心地よさを重視した住まいづくりを目指します。

視覚化したシミュレーション

視覚化したシミュレーション
視覚化したシミュレーション