断熱性能（UA値）に優れた新築・注文住宅 / リノベーション

断熱性能を測るものさしには『UA値』という数値を用います。
数値が少なければ少ないほど断熱性能が高いという指標になります。

※室内から外に逃げる熱量を、外皮全体の面積で平均したものが「外皮平均熱貫流率」であり、『UA 値』の数値になります。

UA値（外皮平均熱貫流率）は、住宅の断熱性能を示す代表的な数値指標です。
もっと具体的に言うと、壁・屋根・床・窓など家全体から逃げる熱の量（熱損失量）を合計し、それを建物の外皮面積で割った数値です。

UA値 ＝ 家の外に逃げる熱の合計（W） ÷ 外皮面積（㎡）

つまり、1㎡あたりにどれくらい熱が逃げていくかを表しており、数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性が高い家だといえます。

※サッシの性能値は自己適合宣言書の数値を用いた性能値になります。

一般的には、**UA値が0.87以下（地域によって基準は異なる）**であれば高断熱住宅の基準に適合するとされており、住まいの快適性や省エネ性能を図るうえでとても重要な指標となっています。

スムースの住宅は、UA値が0.37～0.44と非常に優れた断熱性能を誇り、G2グレード（断熱等級6）を満たしています。これは、国が定める断熱性能基準の中でも高水準であり、冷暖房の効率がよく、年間を通して快適な室内環境を保ちやすい性能です。

対象地域は、6地域に分類される草津市・守山市・近江八幡市などが該当し、地域の気候に適した高性能住宅を実現しています。

セルロースファイバーは環境にやさしい新聞紙を再利用した断熱材です。調湿性能や防音性能に優れています。一般的に使用されるロックウールやグラスウールといった袋詰め断熱材（B) は安価で施工性に優れてる反面、端部や配管部ではどうしても隙間が生まれ、熱橋と呼ばれる熱の逃げ道（すきま）が生まれます。セルロースファイバー（A) は専用の吹込み装置で細かな隙間にも回りこむため、熱橋をつくりません。

セルロースファイバーは、新聞紙などの古紙を再利用した木質繊維系の断熱材で、断熱性・防音性・防火性・調湿性・防虫性・環境性能といったあらゆる面でバランスよく優れた性能を発揮します。

鉱物繊維系のグラスウールやロックウール、石油発泡系のウレタンフォームやEPSなどと比べても、自然素材ならではの調湿性により室内の湿度をコントロールし、結露やカビの発生を抑える点が大きな特長です。

また、防火・防虫効果のあるホウ酸が含まれており、シロアリやゴキブリなどの害虫対策にも効果的。音を吸収する性質も高く、静かな住環境づくりにも貢献します。

さらに、製造時のエネルギー消費が少なく、リサイクル材を活用するため、環境負荷も低いエコな断熱材として注目されています。

子育てが一段落した子世帯が、次の世代へと住み継ぐために選んだのは、“断熱性能”を軸としたリノベーション。かつて農機具や大工道具が眠っていた1階の倉庫は、アイランドキッチンを中心とした開放的なLDKへと生まれ変わり、床・壁・天井をすべて解体して断熱材を丁寧に施工。すべてのサッシも高性能なものに交換し、冷暖房効率が高く、どこにいても心地よく過ごせる空間を実現しました。

特に、将来お母さんと同居することを見据えた部屋には、杉の無垢フローリングを採用。断熱性とともに足元からのやさしいぬくもりが伝わります。暮らしが変わっても、家族を想う気持ちは変わらない。柱に刻まれた思い出とともに、断熱という見えない安心が、これからも家族の絆を静かに包み込みます。