陽だまりの縁側で猫のように暮らす家
- 2階建て
- 30坪未満
- 2階フリースペース
- 和室・畳スペース
- 外部収納
- 書斎・テレワークスペース
- 焼杉外壁
物件概要
- 所在地
- 滋賀県大津市
- 家族構成
- 夫婦30代・長女
- 敷地面積
- 124.94㎡(37.7坪)
- 延床面積
- 86.95㎡(26.3坪)
- 耐震等級
- 許容応力度計算 耐震等級3
大開口の木製サッシは高い気密性を保ちながらも木のぬくもりを感じられる「プロファイルウインドー」を採用しました。陽だまりに誘われて、のんびりくつろぎたくなる畳リビング。ここから庭を眺めれば、施主様ご家族とひとつずつ植えた草木が季節の小さな変化を届けてくれるはず。
独特の削り痕を残す日本古来の技「名栗」を板の間、そして玄関ホールの床に取り入れています。室内木部の塗料には柿渋を採用し、施主様ご家族とセルフ塗装しました。柿渋には、色の美しさはもちろん木の呼吸を妨げない上、化学物質を除去し、建物の耐久性・防水性・防腐性を高めるなどの効果があります。
キッチンのカップボードをはじめ、書斎カウンター、洗面台、各収納など、あちらこちらに設けた造作家具や建具。ご家族のご要望やサイズに合わせてデザインし、大工さんに手によってオリジナル製作しています。
2階はフリースペース、主寝室、ウォークインクローゼット。フリースペースは将来間仕切りを設けられるようにしています。天井は、できるだけ階高を抑え無駄な空間を省きながら心地よさを確保。ラワン天井となっており時とともに飴色の落ち着いた表情になっていくのも楽しみです。
リビング部分は平屋のように1階とすることで、樹々にも光や風が通り豊かな庭へと育ちます。 緑豊かな庭のある住まいは心地良い街並みの一部分となり、年月が経つにつれて住まいの価値を高めてくれます。
玄関ホールとダイニングの間の引戸は、ガラスの間に滋賀県の伝統工芸である「近江上布」を挟みました。美しい織りの手仕事と麻素材の良さを暮らしに取り入れた造作建具です。
この他にも細部までこだわり選んだ仕様が沢山あり、いずれも経年変化の美しい素材を使っています。年月を重ねても心地よく健やかに過ごせる住まいとなっています。