住まいは、家族が安心して日々を過ごし、これからの人生を育てていくための大切な場所です。間取りや設備を選ぶだけではなく、暮らしそのものを形づくる存在だからこそ、注文住宅には大きな魅力があります。とはいえ、人生で最も大きな投資になるため、誰もが慎重になるものです。この記事では、滋賀で家づくりを考えている方に向けて、私たちスムースが大切にしている設計の考え方や素材への視点、安心して暮らせる住まいづくりの要点をお伝えします。

滋賀で家づくりを考える方は、自然の豊かさや暮らしやすさを大切にしながら、自分たちに合う住まいを探されています。とはいえ、土地選びや性能、将来の暮らしをどう形にするかなど、悩みが多いのも事実です。ここでは、滋賀で注文住宅のご相談が増えている背景と、この地域で求められる家づくりの方向性についてお伝えします。
私たちスムースへのご相談が増えている背景には、滋賀が「都市との距離感」と「自然の豊かさ」を両立した地域であることが大きく関係しています。京都・大阪へ通勤しやすい一方で、琵琶湖や山並みなど落ち着いた環境が身近にあるため、子育て世帯を中心に“暮らしの質を高めたい”という声が増えています。
また、テレワークの定着により、家そのものに安心や快適性を求める方が多くなりました。気候変動による暑さ対策や防災意識の高まりもあり、性能や素材を重視した住まいを希望される方が増えています。こうした背景から、滋賀での家づくりは今まさに「暮らしを見直すための良いタイミング」と言えます。
滋賀での家づくりでは、地域特有の気候を踏まえた計画が欠かせません。琵琶湖周辺は湿気がこもりやすく、夏は蒸し暑くなり、冬はエリアによって冷え込みが厳しくなる日もあります。そのため、断熱・気密・日射の調整を丁寧に行い、一年を通して無理なく過ごせる住まいが求められています。
また、自然が身近にある滋賀では、光や風、庭とのつながりを暮らしに取り込むと室内の心地よさが大きく変わります。家族の動線だけでなく、景色の取り込み方や風の流れまで含めて設計することで、この地域ならではの豊かさが生まれると考えています。

私たちは、図面を描くより先に、ご家族がどんな時間を大切にして暮らしているのかを丁寧に伺います。家づくりの中心にあるのは、設備や性能だけではなく“そこで過ごす日々の豊かさ”だと考えているからです。ここでは、スムースが大切にしている設計の考え方を、3つの視点からお伝えします。
私たちの家づくりは、間取りの希望を聞くところからは始まりません。まず、ご家族がこれまでどのように過ごしてきたのか、これからどんな時間を育てたいのかを丁寧にお伺いします。家づくりは“家をつくる作業”ではなく、“家族の暮らしを整えるためのプロセス”だと考えているためです。
生活動線だけでなく、光の入り方や風の流れ、どこに気持ちが向くのかといった感覚も重要になります。そうした小さな違和感や願いをすくい取りながら設計を進めることで、ご家族らしさが形になっていきます。暮らし方を深く理解することが、心から安心できる住まいにつながると感じています。
敷地を読み解くことは、心地よい住まいをつくるための大切な工程です。周辺環境や光の動き、風の道を丁寧に確かめることで、その土地に合う佇まいが見えてきます。私たちは、家の高さをできるだけ抑え、街並みに馴染む落ち着いた外観を整えることを大切にしています。高さを抑える設計は、構造的な安定にもつながり、数十年後の街においても美しい佇まいを保ちます。
また、窓の位置や開き方を環境に合わせて調整すると、室内に入る光が柔らかくなり、風の通りが自然と整います。住まいが周囲と調和すると、ご家族にとっても安心して暮らせる場所になると考えています。
滋賀は自然が身近にある地域だからこそ、庭や光、風とのつながりを住まいの中に取り込むことが大切だと感じています。開口部のその先に緑があるだけで、季節の移ろいや日の動きを日々の暮らしの中で感じられます。軒下のような内と外がやわらかくつながる空間は、暑い季節の日差しを和らげ、冬には室内へ光を届けてくれます。
庭の木々は家族の成長とともに景色を変え、その変化が暮らしの記憶として積み重なっていきます。自然との距離が近い家は、無理をしなくても穏やかに過ごせる時間を育ててくれると考えています。こうしたつながりを設計に取り入れることが、心地よさにつながると感じています。

家族が毎日を過ごす場所だからこそ、素材の選び方や住まいの性能には妥協できません。私たちは、心地よさや健康を支える自然素材を基本にしながら、この地域の気候に合わせた性能を丁寧に整えています。ここでは、スムースが大切にしている素材と構造の考え方をお伝えします。
毎日触れる床や壁は、ご家族の体に直接影響を与える存在です。そのため私たちは、無垢材や漆喰など自然素材を積極的に採用しています。これらの素材は、季節の湿度に合わせて呼吸し、空気の質を整えながら心地よい環境をつくってくれます。素足で歩くと夏はさらりと快適で、冬はやわらかい温かさを感じられます。
経年とともに味わいを増し、傷も“家族の歩み”として深みを持つようになります。工業製品では得られない安心感や、住むほどに馴染んでいく豊かさが自然素材にはあります。長く暮らしていく場所だからこそ、身体にやさしく、次の世代にも受け継げる素材を選ぶことを大切にしています。
滋賀はエリアによって気候の差が大きく、冬の冷え込みや夏の蒸し暑さに備えた住まいが欠かせません。私たちは、断熱性能や気密性能を数値で満たすだけではなく、その土地の環境に合った室内環境をつくることを重視しています。周囲の建物や日射の角度、風の流れを調べたうえで、自然室温が極端に上下しないよう設計を進めています。
断熱等級6レベルを満たす性能に加え、気密測定を全棟で実施し、C値0.5以下を確保することで、冷暖房の負荷を無理なく抑えられる住まいになります。また、太陽熱を活用する設備を採用し、快適性と省エネ性の両立を目指しています。滋賀の気候に寄り添うことで、暮らしがぐっと楽になると感じています。
家族を守るためには、建物そのものの強さが欠かせません。私たちは全棟で許容応力度計算を行い、初回提案から耐震等級3を確保したうえで構造計画を進めています。これは、一度だけの大きな揺れではなく、繰り返し起こる地震にも耐えるために必要な基準だと考えているためです。
また、滋賀は湿度が高く、白蟻のリスクが比較的高い地域です。そこで、腐れや害虫に強い構造材「緑の柱」を採用し、耐久性を保つ工夫をしています。加えて、性能を長く維持するための制振装置なども状況に応じて組み合わせています。住まいが永く安心であるために、構造は“見えない部分ほど丁寧に”整えることが重要だと感じています。

私たちがこれまで滋賀で手がけてきた住まいには、ご家族の暮らし方や大切にしている価値観がそのまま息づいています。同じ土地でも、光の入り方や風の流れ、家族の過ごし方によって設計の答えは変わります。ここでは、暮らしの工夫や素材の選び方がどのように形になったのかを、実例を通してご紹介します。家づくりのヒントとしてご覧いただければ嬉しく思います。

これまで暮らしてきた愛着ある地域で、子育てがひと段落したご夫婦が「これからの時間を心地よく過ごしたい」と考えられた住まいです。閑静な住宅街にありながら、2階リビングにすることで爽やかな光と風を取り込み、視線が抜ける開放的な空間になりました。勾配天井には杉の羽目板、壁にはそとん壁、床には国産タモ材を採用し、自然素材がもたらす穏やかな空気に包まれます。

ご夫婦それぞれのワークスペースを設け、日々の仕事に集中できる環境を整えました。バルコニーの深い軒は夏の日差しを和らげ、冬には光を届けてくれます。インナーガレージやホームエレベータを備え、将来への備えと暮らしやすさの両方を満たしました。木の造作家具や手仕事の仕上げが、暮らしの中で少しずつ味わいを育てていく住まいです。

祖父から受け継いだ大切な土地に、ふたたび暮らしの灯りがともる住まいです。緑に囲まれた庭を眺めるウッドデッキには子ども達の笑い声が響き、その姿にご家族は幼い頃の記憶を重ねながら、世代を超えてつながる喜びを感じられています。外観は焼杉と杉板張りを合わせ、植栽と調和する落ち着いた佇まいとしました。

リビングには大きな木製窓を設け、自然素材の心地よさに満ちた空間が広がります。国産栗の床や琵琶湖産ヨシの勾配天井、千本格子の造作建具など、手仕事の温もりが毎日の暮らしを柔らかく包みます。玄関から水回りへ続く動線や、室内干しのできるファミリークローゼットなど、家事が無理なく完結する計画も整えました。庭の緑や光と寄り添いながら、ご家族がこれからも安心して住み継げる家を目指した住まいです。

ふるさとの山並みが大きく広がる敷地に、その景色を日々の暮らしへ取り込む平屋を計画しました。お施主様が代々受け継いでこられた土地には、多くの思い出が息づいています。その背景を丁寧にお聞きし、山の稜線を望む窓やウッドデッキの位置、家の向きまで綿密に整えました。大きな木製窓から届く光や風が居間を包み、季節ごとの移ろいも感じられます。

びわ湖材の無垢フローリングや漆喰壁、木を生かした造作キッチンなど、自然素材の質感も平屋の穏やかな時間とよく調和します。玄関土間は趣味のロードバイクを楽しめるゆとりある空間とし、パントリーや水回りも短い動線でつなぎました。家族の暮らしを支える要素が一つの階で整い、長い目で見ても無理なく過ごせる住まいです。世代を越えて大切にしてきた土地で、これからも家族の記憶が続いていく。その願いを込めて丁寧に形にしました。

周囲の自然がそのまま暮らしに溶け込む立地を生かし、季節の移ろいを穏やかに感じられる住まいを計画しました。大開口の木製サッシからつながる縁側は、室内と庭をやわらかく結ぶ中間領域です。キッチンからダイニング、そして縁側へと視線が伸びるため、実際の面積以上の広がりが生まれます。濡れ縁に腰掛ければ、山の稜線や手入れした庭がゆっくりと目に入り、家族の時間が自然と整います。

深い軒は夏の日差しを遮り、冬は陽を取り込み、室内の温度を安定させます。内装はあずみの松フローリングや漆喰壁を採用し、無垢材の優しさを感じられる落ち着いた空間としました。近江上布を挟んだ造作建具や職人の手仕事による造作家具も、暮らしに寄り添う存在です。ご主人がくつろげる畳の書斎や、家事が進めやすい動線も整え、家族がそれぞれ心地よく過ごせる住まいになりました。どの窓からも四季の景色が届き、日常そのものが豊かに育っていきます。

敷地の魅力である庭を主役に据え、畳でくつろぎながら四季の移ろいを感じられる住まいを目指しました。リビングはびわ湖産ヨシ天井や砂漆喰の壁、無垢材の手触りが広がる柔らかな空間です。造り付けのソファーに腰掛けると、窓の外に広がる木々の表情が日々の気持ちを穏やかに整えてくれます。玄関は大谷石を敷き、土間から続くシューズクロークで使いやすさを高めました。ダイニングキッチンの建具や家具は職人の手仕事で仕上げ、家族の暮らしに寄り添う存在に育っていきます。

水回りからクローゼットまで一直線につながる動線は、家事の負担を軽くし、忙しい毎日にゆとりを生み出します。2階フリースペースは将来の間仕切りにも対応し、家族の成長にふさわしい柔軟な設計です。ウッドデッキに出れば、季節の風や陽だまりに包まれ、外とのつながりを自然に感じられます。年月とともに愛着が深まり、永く心地よく暮らせる家になりました。

家族の「使いやすさ」を丁寧に伺いながら形にしていった、造作家具と自然素材が息づく住まいです。外観は焼杉と木部のコントラストが落ち着いた佇まいをつくり、外部収納の格子引戸まで一つずつ造作しました。玄関には杉羽目板や紙クロスを採用し、帰宅時の空気がやわらかく迎えてくれます。LDKは砂漆喰と羽目板天井が広がる心地よい空間で、大開口の木製サッシが光と風を運びます。

障子と木製ルーバーを使い分ければ、視線や日差しを上手に調整でき、季節ごとの快適さが整います。フルオーダーのキッチンは、動作の流れや道具の配置まで細かく検討し、暮らしの中心となる存在に育っていきます。回遊できる水回りやウォークスルークローゼットも備え、家事がスムーズに進む設計です。全館空調システム「OMX」を導入し、どの部屋にいても温度差が少ない快適な環境を実現しました。自然素材の優しさと造作の使いやすさが毎日の暮らしを包み込み、長く愛せる住まいとなっています。

将来の暮らし方を大切にし、LDKや寝室、水回りを1階にまとめた“平屋的な暮らし方”を実現した住まいです。帰宅後すぐに使えるウォークインクローゼットや洗面室へつながる動線を整え、忙しい毎日でもゆったり過ごせる準備をしています。リビングには構造現しの化粧梁を見せ、無垢材ならではの落ち着いた空気が広がります。職人が手掛けた造作ソファに腰掛けると、大開口の木製窓越しに庭の緑が広がり、家族それぞれが穏やかな時間を過ごせます。

階段本棚のある図書スペースは、思い思いの場所で読書が楽しめる居心地のよい場所です。キッチン収納には山桜材を採用し、手触りの良さや温かさが暮らしに優しく馴染みます。1階で生活を完結させながら、2階は将来の変化にあわせて部屋数を調整できる柔軟なフリースペースに。天竜杉の無垢フローリングは足触りが心地よく、季節を問わず快適に過ごせます。木のぬくもりと焼杉外壁が調和し、永く安心して暮らせる住まいになりました。

街なかのコンパクトな敷地でも、光や風を心地よく取り入れる暮らしを叶えた住まいです。本焼杉の外壁と草木のアプローチが印象的で、玄関には名栗仕上げのドアや季節の設えを楽しめる飾り棚を用意しました。2階リビングに上がると、木製の大開口窓が迎えてくれ、窓辺に設けた涼み台が内と外をやわらかくつなぎます。周囲の視線から離れながら、庭や空の景色を楽しめる場所です。

造作テレビボードやキャビネットは職人の手仕事で仕上げ、素材の味わいが暮らしに寄り添います。洋室の建具には以前の家で使われていた建具を再利用し、住まい手の歴史を受け継ぐしつらえとしました。桧に包まれたランドリースペースは、干すだけでなく、景色を眺めて一息つける落ち着く空間です。防音性能を確保した音楽室では、趣味を存分に楽しめます。主寝室は庭の緑が届き、木漏れ日の中でくつろげる場所に。街なかでも自然を身近に感じられる、風が抜ける2階リビングの暮らしが広がります。
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加古川の穏やかな流れや田畑の広がる落ち着いた環境に佇む、焼杉外壁の住まいです。子育て世代のご家族が、慌ただしい毎日の中でもくつろげるよう、床座で過ごせる畳リビングを暮らしの中心に据えました。遊び場や昼寝、家族の団らんなど用途を限定せず、どの時間も自然と人が集まる心地よさがあります。小下がりの段差や折上げ天井が程よいこもり感をつくり、安心して過ごせる場所になりました。LDKには千本格子の造作建具や杉材のダイニングテーブルを設え、落ち着いた風合いが空間に馴染みます。

階段の格子は視線と風の流れを生み、日常の気配をやわらかくつなぎます。自然素材による室内環境は調湿性にも優れ、家全体が呼吸しているような快適さが広がります。造作のカウンター収納やニッチ、引き戸で仕切れる将来対応型の子ども室、LDKから離したワークスペースなど、ご家族の暮らし方に合わせた工夫も随所に。ゆとりを持たせた洗面・脱衣室は収納も充実し、日々を整えやすい動線が叶いました。永く安心して暮らせる落ち着きと、家族の成長に寄り添う柔らかさを備えた住まいです。

延床25坪というコンパクトな住まいでありながら、土地の魅力を最大限に引き出し、外へ気持ちよくひらく暮らしを叶えた京都市のお住まいです。2階リビングは南面の開口から明るい光が届き、深い軒が夏の日差しを和らげ冬の日射を取り込みます。大開口の木製窓から続くバルコニーデッキは、ハンモックでくつろいだり、水遊びを楽しんだり、暮らしを外へ広げてくれる場所に。

西側には小倉山の稜線を望み、優しい風が通り抜けます。玄関ポーチにはベンチを設け、帰宅時の荷物置きや腰掛けとして実用的でありながら、セルフ植栽の庭を眺める楽しさもあります。杉羽目板の天井や柿渋塗装の落ち着いたダイニングキッチン、造作家具、分離した家族動線と来客動線など、日々の過ごしやすさにも細かな工夫を。密集地であっても光と風、景色を取り込み、コンパクトさを感じさせない伸びやかな暮らしが広がる住まいです。

滋賀で注文住宅を建てる場合、建物本体費用の相場はおおよそ2,800万〜3,800万円前後が目安となります。自然素材(無垢材・漆喰・木製サッシなど)を多く使う家や、断熱・耐震性能を高めた住宅では3,500万〜4,500万円以上になるケースもあります。また、土地から探す場合は、滋賀の土地価格はエリアにより大きく差があり、土地代の目安は1,000万〜1,800万円前後が一般的です。
土地・建物に加えて、登記や地盤調査、ローン手続きなどの諸費用として総額の約1割(300万〜500万円程度)が必要になるため、全体では4,000万〜6,000万円台が多いレンジとなります。ただし、最終的な費用は「どこにこだわるか」で大きく変わります。例えば、外壁を焼杉やそとん壁にするか、床材を無垢にするか、窓を樹脂か木製にするかなど、選ぶ素材だけで数百万円単位の差が生まれることもあります。
土地も、上下水道の引込・高低差・地盤の強さによって追加費用が変わるため、“土地代だけでは判断できない”点も重要です。まずは相場を押さえたうえで、自分たちが優先したい性能や素材にどれくらい予算を配分するかを決めておくと、無理のない計画が立てやすくなります。
関連記事:注文住宅の相場はいくら?土地込み費用・坪数・建築価格を徹底解説

注文住宅を安く建てたい気持ちは自然ですが、安さだけで選ぶと後悔する可能性が高いです。断熱・気密・耐震などの“見えない性能”を削ると、寒さ・暑さ・結露・光熱費の高さなど、暮らしてからの不満が大きくなります。一方で、設備やデザインなどは調整しやすく、メリハリをつければ無理なくコストを抑えられます。
大切なのは、削る部分と削ってはいけない部分を見極めることです。見積りの内容を細かく確認し、なぜその仕様が必要なのか説明してもらいながら、安心して長く暮らせる“適正な価格の家づくり”を目指すことが後悔を防ぐポイントです。
関連記事:滋賀の安い工務店は本当にお得?後悔しない選び方と注文住宅の賢い建て方を解説
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滋賀で注文住宅を建てる際、デザイン性や価格だけで判断するのは危険です。工務店ごとに設計力・素材選定・施工品質・対応姿勢に大きな差があり、完成後の満足度は依頼先で大きく左右されます。地域特性を理解した提案と、暮らしに寄り添う目線を持った工務店かどうかが、安心・快適な住まいづくりの分かれ道になります。ここでは、失敗しないために必ず押さえておきたい4つの判断基準を紹介します。
優良な工務店は、要望をそのまま図面に落とし込むのではなく、暮らし方や将来まで踏まえて「本当に必要か」を一緒に考えてくれます。単に“言われた通りにつくる”のではなく、動線・日当たり・収納・メンテナンス性まで見据えた代案を出せるかが設計力の本質です。滋賀は地形や日射条件も地域で大きく異なるため、敷地ごとの課題を読み取って設計に反映できる力が欠かせません。
「できません」で終わるのではなく、別の方法を提案してくれるかどうか。打ち合わせ時の説明の具体性や、似た条件の施工例を示しながら理由を伝えてくれるかが信頼度の判断基準になります。
自然素材を使う理由、断熱材の種類、窓のグレード、構造の考え方、これらを「なぜ採用しているのか」「暮らしにどう影響するのか」を言語化できる工務店は信頼できます。逆に「標準だから」「他より安いから」という曖昧な説明しかない場合は注意が必要です。滋賀は湿気や寒暖差が大きいため、素材選びや工法の良し悪しは住み心地に直結します。
素材の長所・短所、メンテナンス性、費用バランスまで踏まえた提案があるかを確認しましょう。複数素材の比較提案や、実物サンプル・現場の説明ができる工務店は、家の性能を大切にしている証拠です。
施工実績は「その工務店がどんな家づくりをしてきたか」を知る最も確実な判断材料です。件数の多さよりも、自分の希望に近い事例があるか、要望にどう応えたかが重要です。写真だけではなく「施主の暮らし」「悩み」「提案の背景」が分かる事例が多い会社は、対応力が高い傾向があります。
また施主の声も、単なる“ありがとう”ではなく「どんな問題にどう向き合ってくれたか」まで書かれているかが判断ポイントです。更新が止まっている、似たような事例ばかり、表面的な声だけという会社は少し慎重に見極めるようにしましょう。
家は建てた瞬間が完成ではなく、暮らし始めてからが本番です。だからこそ、定期点検の頻度、保証内容、不具合時の対応スピードなどが明確かどうかは工務店選びの最重要ポイントです。「何年保証か」「どこまで費用に含まれるか」「第三者保証があるか」などを必ず書面で確認しましょう。説明が曖昧だったり“何かあれば言ってください”という対応は要注意です。
誠実な工務店ほど、実例や過去対応を交えながら、運用方法まで丁寧に説明してくれます。住んでからもしっかり寄り添ってくれる会社かどうかが、長く安心して暮らせる家づくりに欠かせない視点です。
関連記事:滋賀県のおすすめ工務店はこう見つける|信頼できるパートナー選びのポイントと注意点
家づくりで本当に大切なのは「価格」や「デザイン」だけではなく、家族の暮らし方に寄り添いながら、安心して長く住み続けられる住まいにすることです。滋賀は湿気や寒暖差が大きく、エリアごとの土地条件も異なるため、地域の特性を理解し、柔軟に提案してくれる工務店を選ぶことが満足度を大きく左右します。
株式会社スムースでは、ただ間取りをつくるのではなく「この家族は、どんな毎日を過ごしたいのか」という本質を一緒に見つめるところから家づくりが始まります。自然素材の心地よさ、風や光の取り込み方、暮らしの動線、将来の変化への備えなど、一つひとつに理由を持って丁寧に設計し、“永く愛せる住まい”を形にします。
また、完成見学会や家づくり相談会などのイベントを定期的に開催しており、実際の素材感や空気の心地よさ、スムースの家づくりの考え方を気軽に体感いただけます。滋賀で理想の住まいを叶えたい方は、ぜひお気軽に参加してみてください。
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