木を感じる暮らし

- 家づくりのこと

皆さん「木視率」という言葉をご存知でしょうか?
木視率とは、屋内に立ってあたりを見渡した時の木肌が見える割合のことです。

家のどこかに立ち、あたりを見た時、目に見えるモノの中で、
木肌が見える割合が、全体の何パーセントあるかを示します。

人は木を眺めているとストレスが減少し、活気が生まれてくると言われています。
一般的な住まいは、20%程度といわれていますが、
木視率が40~50%ある家は、格段に「安らぎ感」が増すのだそうです。

部屋のおおよその面積割合はおおまかにお伝えすると、
「天井:20%・床:20%・壁:60%」
といわれています。

床材と腰壁材を木材で仕上げた部屋の「木視率」は、約「45%」程になるそうです。
ある研究機関による、視覚による実験結果ではこの「45%」の木視率の部屋で脈拍数は、
45%の部屋では増加し、30%の部屋で低くなりました。
つまり、30%の部屋ではリラックスした状態になり、
45%の部屋ではワクワクした状態になっているということです。
ということは寝室には木視率30%、リビングルームには45%がふさわしいということが考えられます。

このような結果から、

•リラックスしたい寝室は
・・・木視率30%

•脳活動が活発化し快適に過ごしたいリビング、仕事スペース、子供部屋は
・・・木視率45%

•短期間でインパクトの感じられる玄関ホールは
・・・木視率90%

の使い分けが良いと言われています。

この「木視率」、適度にパーセンテージが高くなるほど人間は「なごやかさ」「あたたかさ」「やすらぎ」
を感じることが医学的、生理学的に証明されています。
今から家の内装を変えるのは難しい・・・という方は、家具やインテリアで木視率を高めることが可能です。

昔ながらの日本家屋に訪れたときに感じる「居心地の良さ」は
大黒柱や梁、板張りなどによる木視率が関係しているのだと感じています。

木を感じる暮らしを意識して、スムースでは、ふるさとづくりのお手伝いをさせて頂いています。

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