森林見学・伐倒体験&製材工場見学ツアー
5月27日、三重県松阪市へこれから家づくりをお考えのかたとオーナー様と一緒に森林ツアーへ行ってまいりました。
今回のイベントは
・木の家づくりの原点である森林を実際に見て、自然とのつながりを感じていただく
・どこの森の木を使い、どこで加工され、どんな人たちが関わって我が家に活かされるのかを知っていただく
ということを目的として、皆様により木を身近に感じていただけたらと思い開催いたしました。
どんな時でもそうだと思いますが、実際に体験したことというのは、記憶に強く残り、愛着や親しみ、安心を与えてくれますよね。この森林ツアーもそうなれば嬉しいなと思っています。
さて、早速ですが実際に体験してきた様子をご紹介します!
今回、スムースの家の構造材を提供してくださっているグリーンウッドタクミ協同組合さん、そしてその木を育てて管理されている叶林業さんにご協力いただきまして、家に使われている木を育てている森に入らせてもらいました。
今管理されている木は樹齢60年。60年前まだ私たちが生まれる前に植林された木が、長い年月をかけ何人もの人の手で育てられてきました。
そして今植樹されている木は、自分たちの代ではなく孫世代のための木。孫世代の時にも絶やすことなく豊かな森であるために管理されています。
これまでの歴史や世代を超えた未来への自然と人との繋がりを感じられます。
枝打ちなどをしてきれいに管理された森林。真っすぐの柱や節のない床材はしっかりと手をかけられた木だからできるのですね。
年輪を観察しているとたくさんの情報がわかるそうです。
この木はよく日が当たる場所にいたのだなとか、ゆっくりと成長したのだなとか…年輪からその木の歴史を読み取れることがとても興味深かったです。
この写真は樹齢100年の木。
「この木の中心は100年前にできたもの。今こうして真ん中に触れるということは、100年前の時間に触れているということなんですよ」と教えてもらい木の中心に触れる子ども達。100年前ってどんな時代だったのかな…なんて考えるとワクワクしますね。
森林では、職人さんによる枝打ちの様子を見学、そして、実際に自分の手で木を切り倒す体験をさせてもらいました。
職人さんが倒したい方向を定めて木に切り込みを入れ、「せーの!」で一斉にロープを引っ張ります。
タイミングや息を合わせて引っ張らないと倒れないので緊張しながらも無事に伐倒できました!
家の2階の高さ以上の木が狙いを定めた場所に倒れる様には全員びっくり。引っ張ったときの手の感触、倒れる音…とても貴重で忘れられない体験ができました。
1本ずつ人の手によって切り出される木。
私たちよりずっと前の時代を生きたかたから受け継いだ木。そして孫たちの世代の時にも絶やさず繋げてく大切な木。
これまで以上に大切にしたいと改めて感じました。
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