岡山の旅
- 日々のこと
こんばんは。
スタッフの吉森です。先日スムースにて研修旅行で岡山県を訪問しました。
私自身、10年ほど前に約2年間岡山県に住んでいたこともあり懐かしさと新しい発見を楽しみに行ってきました。
備前、倉敷、津山などを巡ってきましたが、その中でいつもお世話になっている瀬戸内市牛窓の森木材店さんに見学に行ってきました。
こちらではスムースのモデルハウスの外壁にも使用している焼杉板の手焼きでの製造をされていています。
つくられている様子を見学させて頂きました。
表面をバーナーで焼いたり、塗装する方法ではなく板同士を囲って筒状にした中に火元を入れて焼き上げる方法です。
火柱ができるくらい勢いのある炎でより厚みのある炭化層が作り上げられます。
この厚みのある炭化層のおかげで腐食しにくく、風雨にさらされても劣化しにくい素材となります。
この方法で一つ一つ人の手で製造されていて一日に製造できる数にも限りがあり、さらに焼き上げてからも反りなどを修正するために約2か月程時間をおいてやっと完成となります。
元々は大工さんが現場で都度作られていて表面をバーナーで焼いた焼杉板が主流でしたが、そちらだと早い時期に傷んでしまい、少しでも長持ちするようにと考えて現在のこの手法になったそうです。
実際に施工後40年程経過したお家も見せて頂きましたが、ほとんど劣化していない外壁の様子に驚きました。メンテナスがほぼいらない素材であると体感出来ました。
一つ一つの手を加えて繋がって私たちの手元に届くということを目の当たりにして感動したのと、感謝の気持ちを忘れずにこれからもスムースの家づくりに取り組みたいと思います。