モデルハウスの設計に込めた想い 【後編】
まもなく完成する自社初のモデルハウス「住み継ぐ暮らし」。
いよいよ、4月17日(土)から公開を開始し、ご見学がスタートいたします!
設計を担当した、弊社の奥(おく)に「モデルハウスを設計するにあたって大切にしたことは?」を尋ねました。
前回につづく、後編です。
(前回はこちら)
もうひとつは、これまでもずっと大切にしてきた事ですが、「家族の暮らし方を大切にする」ことです。
今回はモデルハウスなので、いつものようにご家族にヒアリングすることからではなく、架空の家族をイメージすることから始まりました。
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家族の暮らし方を大切にすること
まずは、お料理が好きなお母さんがキッチンに立った時に、目線の先にあるものを確認しながら想像を広げていきました。
横で絵を描く子どもの様子。
ソファで本を読むお父さん。
庭の木々たち。
キッチンの傍らに自分のスペース。
共働きの夫婦。
仕事から帰宅した時の家族の動き。
荷物を置いて、
手洗い、着替え、キッチンへ、
動きやすく・・・etc
それから、
これからの時代、
玄関入ってすぐに手洗い。
在宅ワークのスペースも。
そして出来上がった間取りは、シンプルな構成になりました。
メインとなるキッチン・ダイニング・リビング・畳スペースは、正方形の空間なかに配置し、中央の柱によって、やわらかく4つのゾーンに区分けをし、隣に水まわり、その上に2階部分を配置しました。
庭には木々があり、開口の広い窓から視線が抜けて、内から外へ広がります。 季節を感じたり、木漏れ日にホッとしたり、庭とのつながりで暮らしが豊かになる、そういうイメージです。
また、開口部のとり方や隣家との関係など、間取りだけではつくれない、その土地の持つ特性も大切にしたいと考えました。
見どころは沢山ありますが、特に私のお気に入りのポイントは、
・三角焼きという伝統技法による上質の焼杉外壁のかっこよさ。
・玄関框・キッチン・洗面台などに採用した山桜。なめらかな触り心地と経年変化で深みを増す色合い。
・回遊性のある家事動線
・ブラックチェリーの背板にリネンコットン生地のオリジナル造作ソファ。
・LDKの全開放の木製サッシと障子
です。
また、自然素材や国産材を沢山採用している所もお伝えしたい部分です。
本当に素肌に心地良く、安心でき、
気候風土に合っていて、
地球環境にも優しく、
手入れをしながら使い続けることのできる素材ばかりです。
前編でもお伝えしましたが、
時間が経つほどに味わいを増していくような、
そんな豊かな暮らしが、
モデルハウスには詰まっています。
ぜひ実際に、
モデルハウスのソファに座って庭を眺めながら、
ひと呼吸。してみてください。
きっと、この心地良さを感じていただけると思います。