外構のおはなし⑦|石の魅力 その2
こんにちは。今回は石の種類についてお伝えしたいと思います。
建築材料として使われる石は大きく分けて3種類あります。
①火成岩…マグマが冷えて固まったもの
②変成岩…岩石が熱や圧力などにより再結晶化したもの
③堆積岩…水や風によって砂や土などが堆積してできたもの
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このうち、外構に使われるものは①の火成岩が多く、特徴として、耐薬品性に優れ、硬度が高く摩耗に強いことが挙げられます。
つまり、風雨や車の荷重、土圧などにさらされる環境でもびくともしないということ。そうやって昔の人は石を選んできたのだなと感じます。
もちろん②や③の石も外回りで使うことができますが、車の乗るところは避けたり、雨の当たらないところを選んだりと、用途に合わせて使い分けています。
また、石は産地によって名前がついています。
例えば…
↓ モデルハウスの玄関ポーチは栃木県の大谷石。種類は凝灰岩で、堆積岩に分類されます。
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↓ 事務所の景石は香川県の庵治石。種類は花崗岩で、火成岩に分類されます。(岡山の万成石と並んで、イサム・ノグチさんが好んで彫刻された石でもあります。)
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↓ 事務所の飛び石は、岐阜県の和良石。種類は花崗岩で、火成岩に分類されます。
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↓ 事務所の水鉢は、山梨県の甲州鞍馬石。種類は閃緑岩で、火成岩に分類されます。
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さらに、表面の仕上げも、磨き、ノミ切り、バーナー、こたたき、ビシャン、割肌など色々あり、仕上げ方により、表情や色味が変わります。
知れば知るほど、石の世界は奥深く、ほんとうに興味深いです。
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