モデルハウスの設計に込めた想い【前編】
まもなく完成する自社初のモデルハウス「住み継ぐ暮らし」。
いよいよ、4月17日(土)から公開を開始し、ご見学がスタートいたします!
「住み継ぐ暮らし」とは、このモデルハウスの名称でありコンセプトでもありますが、今回のブログではその設計に込めた想いをお伝えしたいと思います。
「モデルハウスを設計するにあたって大切にしたことは?」という質問を設計を担当した、弊社の奥(おく)に尋ねました。
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モデルハウスを設計するにあたって大切にしたことは?
「住み継ぐ暮らし」という名の通り、このモデルハウスには、そこに暮らす家族が愛着を持ちながら、永く住み続けられるようにという想いが込められています。
そこに至った経緯のひとつに、弊社がこの数年で持続可能なあり方を目指し始めたことが大きく影響しています。
今、SDGsに向けても少しずつ動き始めていてSDGsページも出来ていますので、またよければご覧いただけたら幸いです。
設計にあたってまず行ったのは、そのコンセプトを元に、
住み継がれるような暮らしに
求められる、
「上質な暮らし。」「本当にいい暮らし。」
とは、何なのかを考えることでした。
そうして、出てきたのが次のようなものでした。
自然を取り込み、庭と一体となることで四季を感じられる間取りであること。
手入れをしながら使い続けることのできる、職人さんの丁寧な手仕事から生まれる造作や仕上げに囲まれること。
使う素材は気候風土に合った、地産の材料と経年変化により味わいを増していくものであること。
そして、自然エネルギーを利用した心地よい温熱環境に包まれること。
広すぎず手入れもしやすい程よいサイズで、暮らしていくうちにだんだんと愛着が増していく、そして家族とともに育っていく家。
そんな風に大切に暮らした家を子世代に譲り、そこから次は子ども達が手入れをし、必要な部分は直し、住み継いでいってくれること。
広くて華美な装飾がある豪邸ではなく、派手さはなくても居心地がよく、時間が経った方が味わいを増し(噛めば噛むほど)よくなっていく家。
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何となく伝わったでしょうか?
これからの「上質な暮らし」「本当にいい暮らし」とは、そのようなものかなと思います。
これらがモデルハウス「住み継ぐ家」の設計で大切にしたことであり、設計のベースとなりました。
このベースに加えて、
次に、
「家族の暮らし方を大切にすること」のイメージが広がっていきました。
それは、これまで沢山のご家族の家づくりに携わらせていただいた中で、ずっと大切にしてきたことです。
(続きは続編へ。)