外壁仕様のお話
こんにちは。
現場管理のお仕事を担当している山本です。
今回は外壁の仕様についてご紹介します。
杉焼板
原産地は岡山県の牛窓(うしまど)。
杉板を昔ながらの製法で△に筒を作って焼く方法で今の主流の表面だけバーナーであぶって焼き目を付ける方法とは違い、焼いてる部分が分厚い為、長い年月も表面の炭化層が残り長持ちします。
昔の古民家などに使われていた素材です。
【良いところ】
現在の外壁の主流であるサイディングは約10年もすればシリーズが変わってしまい、新築時に使った材料はなくなる可能性があるが、焼き板は杉板さえ確保できれば永続的に貼り替えが可能。
焼き板の炭化層が風雨から家を守ります。炭化させることによって木が腐ることがないので耐久性があると言われています。
【悪いところ】
色が黒しかないところ(白い汚れが目立つ)。
焼き板の表面を触ってしまうと黒く汚れてしまいます。
玄関近く、物干しなど触る部分には向かないので検討が必要です。
SOI 左官漆喰壁
サイディング下地にすることで防火性能も確保しつつ塗り壁の独特の風合いが良い材料になっています。
【良いところ】
撥水効果
シリコン樹脂配合で撥水効果がついている漆喰材になります。
防カビ効果
漆喰の成分である石灰が防カビ効果があるのでカビによる汚れを防ぎ長持ちさせます。
カーラーバリエーション
漆喰は白いイメージがありますが、SOIにはカラーバリエーションが多く約50種類もの色から選べます。
【悪いところ】
下地にメッシュシートと弾性に優れている上塗り材をしていても下地材(特に構造材)の動きによってはひび割れが起きる可能もあります。
白い漆喰を選ぶと汚れやすい。
コーキング材
SOI左官漆喰壁のサイディング下地のサッシ取り合いなどには、推奨コーキングAUTO化学のTF2000を採用しております。
一般的な変性コーキングに比べ耐候性が高く、約20年持つ言われています。
※サイディングは耐久性があってもサッシ取り合いのシール材が10年持たなければ、足場設置して再シール工事しなくてはならなず、アフターメンテナンスにお金がかかってしまいます。
スムースでは自然素材はもちろん、耐久性・メンテナンス性も考慮して素材選びをしております。