外構の緑を見つけに行く。
6/10(土)・11(日)に甲賀市で1日展を開催する「水口の家」。
建物はほぼできあがり、外構工事に入っています。
外まわりに植える植栽を選びに、守山市にある中西園材さんに行ってきました。
広大な敷地を園内マップを片手に歩いてまわりながら、「これ!」という1本を選んでいきます。
タグをつけておいて、後日外構屋さんに運んでもらいます。
正面に植えると決めていたミモザの木。
成長が早く、枝ぶりもあばれるので剪定を楽しんで手入れできる方におすすめです。
花粉が飛ぶので洗濯物干し場の近くは避けた方がよいそうです。
常緑樹(1年を通して葉がついている)で目隠しの役目もはたしながら、
家に帰ってきたとき、室内で過ごしているときに見える黄色い花は幸せな気持ちにさせてくれますね。
アプローチ用にオオデマリも。
丸いお花がかわいらしいです。
レモンやブルーベリー、みかん、いちじく。
果実のなる木は庭にあると暮らしも楽しくなりますが、もれなく青虫つき。
このときもちょうちょがひらひらと寄ってきて卵をうみにきたようでした。
柑橘類の木は幹に結構大きなとげがはえていることも木をみて発見できます。
「柑橘類の木もいいなぁ。」
「レモン、金柑、ゆずもある!」
「あっ、でもゆずは近所の○○さんのところでたくさんなって、いつもくれはるから、
うちはみかんにしよか。」
「ハーブも植えたいなぁ。」
「ミントは○○さんところから分けてもらったらいいやん。」
奥様が生まれ育った土地ではじまる暮らし。
自分の家だけで完結するのではなく、できた実をおすそわけし合ったり、同じ通りに桜があるからうちにも桜を植えようか、など街並みに歩み寄ったり。
人や土地とつながる毎日をイメージするだけで選ぶ植栽も変わってくるんですね。
敷地の境界線は図面上では決まっているけれど、暮らしはそれをいくらでも越えることができる。
本当に何気ない親子の会話ですが、そういう考え方を自然にできるって素敵だなと思いました。
雨もやみ、園内を歩いていると大きなオリーブの木が。
オリーブは成長がゆっくりなので、これだけの太さになるには長い年月を過ごしてきたのでしょう。
「庭に植えて大工さんにすべり台つけてもらおうか!」
なんて話しながら、色とりどりの自然に囲まれながら歩くのはとても気持ちがよかったです。