暮らしに寄り添う近江上布展を終えて
こんにちは、スムース市本です。
先日、スムースのモデルハウスにて「暮らしに寄り添う近江上布展」を開催致しました。
近江上布とは、室町時代から継承されてきた滋賀県の伝統工芸品の一つ。
丁寧な手仕事によって麻の葉から紡いだ糸が織りなす織物は、素朴な優しい色合いで、日常にも最適で、丈夫さもあり柔らかい手触りがとても心地よいです。
スムースがある滋賀県、私たちが住む滋賀県。
滋賀県には魅力ある伝統工芸があるということを知ってもらうきっかけと共に、日本の暮らしの中で育まれ、大切に受け継がれてきた「伝統工芸品」の魅力をお届けする展示会となりました。
伝統工芸品ときくと、堅苦しいイメージがついてきますが、近江上布で作られた日用品は、暮らしに溶け込みどれも可愛くて素敵で、手軽に伝統工芸を取り入れることができます。
近江上布の布を丸椅子の座面に。
ファブリックパネルにして四季の移ろいごとに近江上布を飾る。
手触りの良さが心地よいストールや、クッションカバーや、ベッドカバーやカーテン。
ベビーアイテムや、布巾や1枚布など、いろいろなアイテムを沢山の方に手にとり見て頂くことができました。
今回の展示会では、本物の織機を体験することもでき、沢山の方に楽しんで頂きました。職人さんにおそわりながら1本1本織っていく、頭を無にし手を動かし、物を作る時間。
人の手により作り上げられるもののすばらしさ。おもしろさがぎゅっと詰まっていました。
職人さんの手の動きをみてモノづくりに興味を持ってくれた小さなお友達もおられて、とても嬉しく感じます。
(スタッフも楽しませてもらいました。)
日々の暮らしによって活かされ暮らしで繋がる手仕事たち。
そんな、近江上布に魅せられてスムースでは近江上布を使ったオリジナル建具を製作しました。
とても温かで優しい風合いと味わい深さに。
手仕事によって丁寧に作られたてモノは、永く使って自分のものに育てていきながら経年変化も楽しめます。
良いモノを何世代も続く未来へつなげたい。
私たちが手仕事により作り上げるものは、『家』と『織物』と違うものではあるけれども世代を超えて、「永く使い続けることができる良いモノを、想いと共に残していきたい。」
そんな私たちの想いは同じだと感じました。
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今回ご一緒させていただきました、近江上布伝統産業会館様、インテリアナガオカ様、素敵な企画展をありがとうございました。