蜜蝋ワックスでメンテナンス

- 日々のこと

先日、打合せスペースにある3台のテーブルのメンテナンスをしました。

昨年の年の瀬に坂本さん(弊社の造作建具や家具を製作してくださっている大工さん)が、やすり掛けと、ぐらつきの手直しをしてくださっていたテーブル。

蜜蝋ワックス掛けがまだだったので、ご来客予定のなかった平日の朝イチに、今日のうちにやってしまおう!ということでワックス掛けをしました。

未晒し蜜ロウワックス

<蜜蝋ワックスでメンテナンスするのに用意するもの>

・未晒し蜜ロウワックス Cタイプ(小川耕太郎∞百合子社さん

・スポンジ

・布(ぞうきんやタオル等)

・紙皿

・スプーン

・ビニール手袋

(今回はやすり掛けはできていましたが、やすり掛けから行う場合は、紙やすりと木粉をふき取るぞうきんも準備します。)

 

まずはスプーンで紙皿にワックスを取り出し、ビニール手袋をはめてスポンジで蜜蝋ワックスを全体に掛けていきます。

長年使っているテーブルで木が乾燥しているのもあるのか、やすり掛け後の無垢の木に思ったよりも蜜蝋ワックスがよく吸収し、心持ちいつもよりたっぷりのワックスでしっかりと塗り込みました。

未晒し蜜ロウワックス
未晒し蜜ロウワックス

天板の小口もしっかり塗っていきます。

やすり掛け後の白っぽかった木肌が、蜜蝋ワックスを塗ると色が変わっているのが写真でも分かると思います。

塗装のしていない無垢の木は、それはそれで気持ちいい木肌でもあるのですが、そのままだと汚れがつきやすくなります。

手垢や水染みなど使っていくうちについてしまう汚れを防止してくれるので塗装は大切。

蜜蝋ワックスだと気持ちいい触り心地を保ってもくれるし、木の呼吸を妨げずとても自然な仕上がりになります。

このタイミングで早めに蜜蝋ワックス掛けができてよかったです。

 

未晒し蜜ロウワックス

蜜蝋ワックスが全体に掛けられたら、そのあと布で乾拭きします。

ワックスが多めにのっている部分も、薄い部分も、まんべんなく全体に馴染ませ、塗り広げながらふき取っていきます。

乾拭きが終わったら、このまま1日ほど乾燥させます。

乾燥すると手で触ってもべとつかなくなります。

 

未晒し蜜ロウワックス

ついでに、木のコースターにも塗りました。

いつもお客様にお飲みものをお出しする際に使っているコースターも毎日使っているうちに段々と塗装が薄くなってきていました。

こうやってお手入れすると、ぴかぴかになって木の良さがぐっとよみがえってきます。

メンテナンスできたテーブルとコースターで、スムースにお越しのお客様にすこしでも心地よい時間を過ごしてもらえたらうれしいです。

未晒し蜜ロウワックス
未晒し蜜ロウワックス
中村 朋子

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