第19期 経営方針発表会

スムースは年1回、経営方針発表会を行います。

続けて10年以上にはなると思います。

社員さんはもちろんのこと、パートナーの皆さん、職人さん、取引業者さんを集めて、1年間の振り返りと来年1年の方針を伝える場となっています。

3ヵ月以上前から準備をして、僕にとってはとても大切な日となっています。

いつも気を付けていることは1年間の振り返りから課題や改善を掲げる方針ではなく、10年先の未来を見据え、ビジョンの共有から、中期的に3年後スムースはどうなっていたいか、そして次の年への方針を決めるのです。

ビジョンは「人と繋がり、自然と繋がり、未来に繋がるふるさとを遺していく」です。

滋賀県で、そして草津市を中心に工務店としてなくてはならない存在になるにはビジョンにブレず進むことだと思っています。

コロナがあり、ウッドショックがあり、家を建てる方が様子を見るなど、この3年はとてもしんどい時期でした。全国的にも滋賀県、京都でも軒並み注文住宅の着工は少なくなりました。

だからこそ、このビジョンの共有を関わる全員に集まってもらって再確認することが大事だと感じています。

こうやって積み重ねていくことで前期は良い流れに戻り、今期も良いスタートが出来ています。

今回の発表では想いを素直な気持ちで伝えようと心掛けました。どうしても社長としては役割として伝えようとすることだったり、良く見せようとしたりする傾向にあります。自分の心が揺らぐこともありますし、方針を変えることも悩むことももちろんあります。そんな自分をさらけ出して心で話しました。

例えでいうと結婚式のスピーチの時、しっかりと準備して手紙を見ながら話すより、とりとめのない話にはなりますが全体の流れだけ準備し心で話すと、何故か良かったよと言われたりします。そんな感じです。（例えになっているかな？？）

自分を語り、立派なことはいらない、これまで経営をやってきて自分が何を感じて、何を想っているのか、今思っている向かうべき方向を想いだけで話させてもらいました。

どこか皆と繋がっている感覚があり、表情を見ていると安堵感と感情がこみ上げてきました。

よし！！ 今期は良いキックオフが切れたと思います！

年度の方針は「再生」です。

辞書で調べると、死にかかっているものが生き返ることとあります。

僕が思う再生は取り戻すということではなく、一旦壊して作るという意味があります。

時代の変化が早く、人生も100歳時代に入っていきます。今までの延長ではなく、右手を左手に利き手を変えるような視点と思考が大切だと感じています。

これからは「コミュニティ」の時代になっていくと僕は確信しています。

様々なチャレンジをしていきます。この一年のスムースにご期待ください。