フローリング塗装の話

- 家づくりのこと

中村です。

スムースでは基本的にフローリングに無垢材を使っていますが、無垢フローリングは肌ざわりがよく、温もりがあって、そして、家族と時を経ながら味わいある風合いに経年変化していく良さを持っています。

今回はそんな無垢フローリングに欠かせない塗装のお話です。

そもそも木材は無塗装のままだと汚れが付きやすく痛みやすい状態ですので、塗装は木を保護するために大切です。

スムースで使っている小川耕太郎∞百合子社さんの「未晒し蜜ロウワックス」はミツバチが巣を作るために分泌する蜜ロウとエゴマ油、この二つだけでできた自然塗装です。

肌ざわりなど無垢材本来の心地良さをそのまま生かしてくれるのがいい所。木の呼吸を妨げず調湿効果があり、湿度の多い時期でもサラッとしてベタつきません。厳選された天然の原料で赤ちゃんやペットにも安心です。

ちなみに乳児へのボツリヌス菌の心配については、未晒蜜ロウワックスにはハチミツは含まれていないのでご安心くださいとのことです。(小川耕太郎∞百合子社HP

一方、木の表面に膜をつくるタイプのコーティング系塗装(ウレタン塗装等)は、自然塗装のような木の呼吸や肌ざわりは得られません。ですが、汚れにくく塗料の耐久性があってメンテナンスの手間がかからない等のメリットがあります。

自然塗装とコーティング系塗装。良い悪いではなく、それぞれのメリット・デメリットから合うタイプを選びたいですね。

毎年、スムースの大掃除では事務所とモデルハウスのワックス掛けが恒例となっていて、掛け終えた艶やかな床を見るといよいよ年越しという気分になります。

下の写真は、家づくりの仕上げに施主様ご家族がセルフ塗装されているところです。小さなお子さんも一緒に。

自然塗装は定期的なメンテナンスは必要ですが、お手入れをしながら愛着をもって経年変化を楽しみ、フローリングを永く使い続けることができます。ついてしまった傷もアイロンで補修しながら、ある程度はそれも思い出と感じられ、その家族のフローリングに育っていくような感覚もひとつの醍醐味。

そういった暮らしに共感される方に自然塗装はおすすめです。

 

#フローリング塗装 #自然塗装
#小川耕太郎∞百合子社
#未晒し蜜ロウワックス
#経年変化 #家づくり
#滋賀工務店 #注文住宅

中村 朋子

その他のブログ