こだわりの納まり

- 家づくりのこと

スムースで現場管理をしています、山本です。

今回はスムースでこだわりの住宅の細かい納まりについてお話しようと思います。

建築の納まりとは、各部材が接合される部分の総称です。意匠、構造、設備に共通して使う言葉です。構造では、各構造部材が接合される部分をいいます。

家の納まり
家の納まり

設計図は1/200や1/100の縮尺で描く、平面図、立面図の他に、「詳細図」があります。建物は設計図を元につくります。しかし、縮尺が小さな図面では、細かな部分は書かれていないので、現場で困ります。

そこで、「納まり」が分かる図面を描きます。

家の納まり詳細図

また、納まりが悪い、納まりが良いという言い方をします。これは、建物ができたときの使い勝手や、施工のし易さです。構造図で、「納まりが悪い」というと、工事ができない、しにくいような複雑な接合部などを意味します。

屋根では、破風(はふ)を薄くみせる納まりがあります。けらば(屋根の妻側)に出る母屋(もや)といわれる屋根を支える構造材を無くして代わりに垂木(たるき)を跳ね出して屋根を支える構造をすることにより、破風を薄く出来るので外観の屋根を見た時にシャープに見せることが出来ます。

家の納まり
家の納まり

注文住宅界隈ではよく使う技法ですが、スムースではよりこだわって、それを化粧垂木(けしょうたるき)で見せる方法を採用する事があります。

日本の伝統美である軒の深い屋根で化粧垂木にすると家全体が落ち着いた雰囲気にもなり、かつシャープに見えることで現代の家にも合う納まりになっております。

来年新しく完成するモデルハウスの屋根でも採用しておりますので是非出来上がった時には、こだわりの部分も見てください。

 

(yamamoto)

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