現場管理の仕事⑤ 中間検査

- 現場管理の仕事

スムースで現場管理をしている山本です。前回と同様に現場管理の仕事を少しでもわかってもらえるように、中間検査までの工事を説明させてもらいます。

 

上棟作業が終われば、中間検査に向けて耐力壁となる筋交い・構造用合板(モイス)・構造金物の設置をしていきます。

 

耐力壁とは、地震や風などの水平方向の荷重に耐える壁のことをいいますが、スムースはバランスよく耐力壁を配置して、許容応力度計算 耐震等級3を取得しています。(一般的な基準である耐震等級1の1.5倍相当の耐震力)

耐震等級3について

構造金物

↑ 筋交いプレート(柱と筋交いをつなぐ)

構造金物

↑ホールダウン金物(柱と土台をつなぐ)

 

構造金物は、柱・筋交い・梁などの接合部分の強度を高めます。

構造用合板
構造用合板

構造用合板(モイス)は、家の外周面に貼ります。規定で決まっている釘を使用し、決められたピッチで留め付けます。

 

窓のサッシ用の下地材、間柱、建具下地の取付を行います。間柱がきちんと設置されているかも中間検査対象となります。

屋根をかける垂木(たるき)という材木が専用のビスで留められているかや、梁や火打(ひうち)の金具も中間検査対象です。

ちなみに、耐力壁は水平方向の力を支えますが、火打ちも同じく水平方向の力、特にゆがみに強い構造を作ります。

 

中間検査は家の骨組みである構造材を規定の金物で設置する重要な工程です。検査に合格するだけでなく取付ミスや抜けが無いように検査前に事前確認が大切です。

(yamamoto)

 

|現場管理の仕事シリーズ|

現場管理の仕事 ①基礎工事
現場管理の仕事 ②土台設置工事
現場管理の仕事 ③上棟作業
現場管理の仕事 ④給排水設備工事
現場管理の仕事 ⑤中間検査
現場管理の仕事 番外編
現場管理の仕事 ⑥断熱工事
現場管理の仕事 ⑦大工工事
現場管理の仕事 ⑧内装工事
現場管理の仕事 ⑨屋根・外壁工事
現場管理の仕事 ⑩設備機器取付・仕上げ工事
現場管理の仕事 ⑪外構工事(最終回)

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