信楽焼
モデルハウスが着々と完成に向けて、進んでいます。4月完成予定ですが、照明や家具、仕上りに関しての決めごとが佳境に入っています。今回のモデルハウスはスムース20周年としての記念モデルと位置付けています。僕の感性と経験をすべてつぎ込んでいます。その中で『文化と匠』を大切にしたいとの思いがあり、滋賀で受け継がれてきた文化を表すことと、地元の作家さんや職人さんの匠の技術を活かしたいと思っています。
僕は器が好きで、いろんな日本の地域に行ったときにはついつい器を買ってしまいます。滋賀と言えば、やっぱり信楽焼です。今回は宿泊体験としても、活用していくので器も大事です。ただ、器だけでは面白くないので、中々無い照明器具として使いたいと考えています。先日、信楽へ一日かけて作家さんとの出会いを求めて行ってきました。信楽焼は本来、ごつごつとした仕上りなので、これは苦労するかなと思っていましたが、事前に調べていたこともあり、良い出会いがありました!


光を通す、特別な土が施されており、信楽の研究所を共に開発したとか。ダイニングテーブルの上に配置して、家族の温かい団欒に彩がプラスされます。ダイニングテーブルは皆様にも作らせて頂いているオヤジの渾身の作品です。マホガニーの特注の素材を入手し、僕が好きな団欒は、家での鉄板焼きです。子供の頃のホットプレートでの家族の食事が好きだったので、その場所を照らす明かりとして、想像して選びました。
メインのリビングドアもこれまた、オヤジに作ってもらいます。設計の池田さんに僕の想いを伝えて『繋ぐ』をコンセプトとしたデザインとなっています。意味づけある建具となっています。出来上がりが楽しみです。
どうしても取り入れたい滋賀の作家さんがあと、三人居られます。びわ湖の水草を活かしたガラス陶器で、神永さんの透き通った何とも言えないブルーが気持ちを穏やかにさせます。シンプルな形が好きなので、特別に作って頂きます。


次は栗田さんの作品。お名前通りでクリにちなんだ作品が多く、どこか温かみを感じながらも、独特の世界観をお持ちです。こちらは手洗い鉢としてお願いしていて、3月完成予定です。2年前もお願いした経緯があり、お客様が探されてきたご縁なので、こういう出会いは嬉しいものです。
スムース特色でもある、風情ある鎖樋があります。それを受ける水鉢も信楽焼で作っていて、そこにメダカを飼いたいと思っています。


最後はずーと前から仲良くさせてもらっている古谷さん。スムースの食器はすべて古谷さんの作品です。とても人気ある作家さんで、全国で活動を展開されています。今回もお邪魔をし、モデルハウスの件をお伝えして、完成前に沢山の食器をお願いしてきました。柔らかい感性をお持ちで、デザインも心くすぐるものばかり。宿泊される際には、古谷さんの器で食事してみてください。

まだまだ、照明には想いを追求したくて、滋賀で有名なアトリエキーメンさんの照明や、他には銅で出来た照明、そしてメインにはリビングの吊り下げ照明には滋賀で作られている和紙を使います。こうやって、選んでいる時が一番楽しいです!!何より、人の出会いと、そこにある物語に触れることが好きなんだなぁと感じています。
個人的なわがままで、海外のものを取り入れます。数年前にデンマークを訪れた時に技術と継承を肌で感じたルイスポールセン。王道のブランドではありますが、人気があるには意味があります。歴史と技術のレベルが違います。スタンド照明にポイントで使いたいと思います。こちらも納期は半年かかるので、もう頼んでいますが、、笑
沢山の方たちの技術と物語が詰まったモデルハウス。もちろん、作り手の大工さん含めスムースパートナーのみんなの技術を随所に表れています。我がスムースの職人たちの見どころは沢山あるので、これもまた、楽しみにしておいてください。びわ湖の波を表現した壁なんかもあります。
皆様の住み継がれていくふるさとに是非、たくさんの参考として取り入れてみてください。
まだまだ決められていないこともあり、造作ソファ、カーペット、近江上布さんの生地が残っています。こちらもスムースらしさの風合いが出せればと、日々、妄想しています。
今日は京都の庭師さんとの打ち合わせ。モデルの庭設計、仕様決めも佳境です。楽しみながら、夢は膨らむばかりです。
ICHIKAWA

