現場管理の仕事⑪ 外構工事(最終回)
スムースで現場管理をしている山本です。シリーズで続けている、この「現場管理の仕事」も今回で最終回です。
いつも同様に現場管理の仕事を少しでもわかってもらえるように現場の仕事の内容を説明させてもらいます。
最終回は、家づくり工事の最後を締めくくる外構工事です。建物の完成と同時期(仮設足場、トイレ、ゴミ箱を撤去後)に外構工事の着工が出来るようになります。
【外構の内容】
〇境界工事
境界ブロック、フェンス
〇アプローチ工事
アプローチ土間、門柱
〇駐車場工事
駐車場土間、カーポート、駐輪場
〇デッキ工事
デッキ、ベンチ、階段
〇植栽工事
植木、下草、芝生
〇その他
雨水工事、外構照明、砂利敷
一般的には外構専門の業者さんに施工依頼します。外構工事は色々な工事が関係しますので外構工事業者さん以外にも、たくさんの業種の方が力を合わせて工事を進めます。
境界工事
境界の工事では一般的な造成地では境界が分かるように、CB(コンクリートブロック)+メッシュフェンス等で囲いますが、スムースではメッシュフェンス以外の板塀も用います。
フェンスは、ブロックもしくは地中に埋め込む深さと、フェンス高の位置に合わせてサイズ設定を考えます。
アプローチ工事
ポーチの素材に合わせて階段を造ったり、門柱はコンクリートブロック下地に外壁と同じ素材の塗装をしたり、板張りにする場合もあります。その後、ポスト、ネームプレート、照明のバランスを考えて取付して仕上げます。

駐車場工事
駐車場や駐輪場は、コンクリート土間で仕上げます。重要なのは水が溜まらないようにすることで、1/50~1/100の勾配をとります。どう水を流すか、図面を元に現場でも打合せを行います。コンクリートの厚みは、駐車場で80~100mm、駐輪場や人が歩く場所は50mmと、使用目的によって異なります。

デッキ工事
スムースの物件では家の内と外との境界線をつなぐ意味でデッキを設置する物件が多いです。大きさ、形は家によって多種多様です。大工さんにお願いしてデッキを設置します。


植栽工事
シンボルツリーなどの背の高い植栽から、芝生などの地被類(グランドカバー)まで、植栽を家とのバランスを考えて植え付けします。
植物は季節により枯れやすかったり難しい所があります。出来るだけ真夏の季節は避けて植え込みしたいですね。


現場管理の仕事シリーズは、これが最後になります。
監督業務は多岐に渡り色々な知識が無いと勤まらない仕事ですが、コツコツ勉強し経験を積む事で、家造り奥深さと完成時の達成感が味わえるのが魅力です。
(yamamoto)
|現場管理の仕事シリーズ|
現場管理の仕事 ①基礎工事
現場管理の仕事 ②土台設置工事
現場管理の仕事 ③上棟作業
現場管理の仕事 ④給排水設備工事
現場管理の仕事 ⑤中間検査
現場管理の仕事 番外編
現場管理の仕事 ⑥断熱工事
現場管理の仕事 ⑦大工工事
現場管理の仕事 ⑧内装工事
現場管理の仕事 ⑨屋根・外壁工事
現場管理の仕事 ⑩設備機器取付・仕上げ工事
現場管理の仕事 ⑪外構工事(最終回)
