見学会には、その家族の物語がある。
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9/26(土)・27(日)新築完成見学会|近江八幡市
スムースの家づくりの仕事をして20年。
これまで、本当にたくさんの完成見学会をさせていただきました。
完成したばかりの家を、
これから家づくりを考える方に見てもらう。
僕自身、ずっと当たり前のようにやってきたことですが、最近あらためて、
「完成見学会って、何を見る場所なんだろう。」
と考えることがあります。
間取りを見る。
キッチンや収納を見る。
素材に触れてみる。
断熱や性能の話を聞く。
もちろん、それも大切です。
でも今、僕が完成見学会で一番見てほしい、感じてほしいと思っているのは、少し違うところにあります。
それは、
その家族が、これまで何を大切にしてきたのか。
そして、
これから、何を大切にして暮らしていきたいのか。
ということです。

家族が違えば、家も違う。
これまでたくさんの家づくりに関わってきて、不思議だなと思うことがあります。
同じスムースがつくっているのに、
一つとして同じ家がありません。
似た間取りもありません。
もちろん、土地の広さや形、周りの環境が違うということもあります。
でも、それだけではありません。
そこに暮らす人が違うから、家ももちろん、違うんです。
どんな場所で育ってきたのか。
子どもの頃、どんな時間が好きだったのか。
家族とどんなふうに過ごしてきたのか。
どんな場所にいると落ち着くのか。
これまでの人生の中で、何を大切にしてきたのか。
そして家をつくることをきっかけに、
これから家族と、どんな時間を過ごしたいのか。
子どもが大きくなっても、何を残していきたいのか。
これからの人生で、何を大切にしていきたいのか。
そんな話をしながら、一緒に家づくりをしていきます。
だから完成した家には、
その人たちが歩いてきた時間と、
これから歩いていきたい時間の両方が表れているんだと思います。

なぜ、この場所が生まれたのか。
完成した家を見ると、
「この窓、いいな。」
「こんな庭が欲しいな。」
「このキッチン、使いやすそう。」
「この間取り、真似したいな。」
そんなところに目がいくと思います。
もちろん、それも楽しい。
でも僕は、そのもう少し奥を見てほしいと思っています。
なぜ、ここにこの窓があるんだろう。
なぜ、家族が集まる場所をここにつくったんだろう。
なぜ、庭とこんなふうにつながっているんだろう。
なぜ、一人で過ごせる小さな場所があるんだろう。
そこには、一つひとつ理由があります。
そのご夫婦が大切にしてきたこと。
家族で話してきたこと。
これから大切にしたいと思っている時間。
それを僕たちが聞き、考え、設計し、職人さんたちの手によって、少しずつ形になっていく。
だから僕は、完成した家を見ていると、
「家族の大切」が、いろんな場所に表れているな。
と思うんです。

家を見るのではなく、その家族の物語を感じる。
僕が完成見学会で一番感じてほしいのは、ここです。
家の中を歩きながら、
「このご夫婦は、こんな時間を大切にしてきたんだな。」
「これからは、こんなふうに家族で過ごしていきたいんだな。」
そんなことを感じてもらいたい。
全部を説明しなくてもいいと思っています。
窓から見える風景だったり。
家族が自然と集まりそうな場所だったり。
少し離れていても、お互いの気配を感じられる距離だったり。
そこに立ったとき、
「ああ、だからこの場所なんだ。」
と感じる瞬間がある。
僕は、それが完成見学会の醍醐味だと思っています。
だからスムースの完成見学会は、
単に完成した住宅を見るための場所ではなく、
その家族の物語を感じる場所でありたい。
そう思っています。
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9/26(土)・27(日)新築完成見学会|近江八幡市

モデルハウスとは、少し違います。
スムースには、FURUSATO RESIDENCEというモデルハウスがあります。
そこで大きなテーマにしているのは、「居場所」です。
庭を眺める。
一人で過ごしてみる。
家族の気配を感じる。
木に触れたり、光や風を感じたりする。
できればゆっくり過ごしてもらって、
「自分は、どんな場所を心地いいと感じるんだろう。」
ということを、身体で感じてもらいたいと思っています。
モデルハウスは、「居場所」を感じる場所。
完成見学会は、「その家族の物語」を感じる場所。
似ているようですが、僕の中では少し違います。
完成見学会には、実際にこれからそこで暮らしていく家族がいます。
だからこそ、その人たちにしかないものがある。
それが完成した家のいろんなところに表れています。

真似するために、見るのではなく。
だから、完成見学会に来ていただいても、その家をそのまま真似してほしいとは思っていません。
このキッチンが欲しい。
この間取りにしたい。
この窓をつけたい。
それだけで終わるのは、少しもったいない。
それよりも、
「こういう家族の時間っていいな。」
「自分も、こういう場所が好きなのかもしれない。」
「僕たちだったら、何を大切にしたいんだろう。」
そんなことを感じてもらいたい。
不思議なもので、
誰かの物語に触れると、
自分のことを考えるきっかけになります。
自分たちは、これまで何を大切にしてきたんだろう。
これから、何を大切にして暮らしていきたいんだろう。
他の家族の家を見ることで、
自分たちの「大切」に気づく。
完成見学会が、そんな時間になったらいいなと思っています。

